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13番目のカードは「死神」です。
タロットカード中、最も不吉なイメージのカードと思われている「死神」です。確かに絵柄では、甲冑を身にまとった死神が、赤い目をした白馬に跨り、人々を死に追いやっているようです。

でもこの「死神」は単純に「死」を表すわけではありません。印象は凶札でしょうが、タロットカードにはそもそも「悪いカード(凶札)」「良いカード(吉札)」というものはありません。

2本の柱の間から太陽・・2つの柱は「生」と「死」の対立原理の象徴。太陽は地平線を示しています。つまり沈む太陽を描く事で、消え果てていく生命を表現しています。

法王のような人物・・高尚な世界を求めて、現世の生命を閉じたい、現世の執着から解放されたいのか、自分の命を乞うているのか、幼子の命を乞うているのか・・どちらにしても死神には通用しないことを示しています。

絵の中の女性は、「力」に出てくる女性に似ています。首を差出し、目の前にいる全ての命を刈り取る死神の冷徹さを示しています
黒い旗には薔薇が描かれています。この薔薇は「生命の神秘」「女性の生産力」を象徴しています。

右図は「カモワン」版ですが、鎌を持った死神が人間の手足・首を刈り取っている姿が描かれています。地に落ちた身体の一部が、土地を肥沃にしている、種が芽を吹くように生まれい出る姿です。つまり、死神には「再生」のための「死」という意味があるようです。

「死神」は見た目は恐ろしい絵柄で、忌み嫌う方も多いでしょう。でも、全ての人間は死からは逃れられません。無常であるかも知れませんが、物事には終わりがあるのです。「死神」には容赦のない力を体験する意味があるようです。しかし「終わり」があるからこそ、新たな「始まり」が生まれます。

「死」と「再生」がこのカードの根本的意味となります。それは生まれ変わること。より優れたものへと新たに変成することを示します。

新たに生まれ変わるためには、不要なものを切り捨てる必要があります。縛られた固定観念を捨てる事で、新しいアイディアや発想が生まれるものです。このように、「死神」は自分が成長するために切り捨てなければならない不要な(邪魔な)要素を取り除く、意味があります

正位置の意味

1.損失・失敗・急速に終わりを告げる。敗北や挫折。打つ手がない。
2.別離。離婚。死別。病状の悪化。重病。身を引くこと。絶交。死と再生。不朽。
3.財産の処分。決定的な赤字。仕事の失敗。家を出る。退職や解雇。
4.希望がない。暗い見通し。打撃を受ける。
5.退学。目的を見失う。失望。
6.悪い時。不幸。悲しみ。ツキがない。
7.いったんは退却したほうが良い。再起にかけるべき。力の変化。

逆位置の意味

1.最悪ではないが冴えない状態。ある程度の不運。すっきりしない。
2.最悪の状態を抜け出す。明るさが見えてくる。すべてを新しくやり直す。
3.自殺未遂。倒産の回避。協議離婚。傷つかずに別れる。

「死神」のカードはイメージとして「死」を連想させますが、実際は「時間が停止」することを意味します。
中央にはまさしく死神が立っており、大鎌を持っています。足元には死体や首が転がっている図柄が多いです。

ある意味、「死」は生が停止することですから、あながち間違いではありませんが、どんなに努力しても一向に前に進めない、と解釈してください。恋愛・仕事・家庭などすべての事柄において「停止」をあてはめるとわかりやすいです。逆位置は、まったくの「停止」ではなく、ほんの少し動きだしたイメージです。極端に動くのではなく、ほんの少しだけ前に進み出した感じです。当たる!小町のタロット鑑定ご希望の方はこちら!
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