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タロッティスト小町が運営している、タロット占い全般のブログです。
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エリファス・レヴィの対応には1か所 奇妙な点があります。

「愚者」のカードが「審判」と「世界」に挟まれているのです。 そこで、黄金の夜明け団がこのレヴィの対応表に修正案を出し、同時に小アルカナとセフィロトの対応を最初に考案します。

小アルカナは数字が、重要な解釈の要素のため、シンプルでわかりやすい対応が可能です。

それは、小アルカナカードの「1」から「10」までのスートが、10個のセフィロトにそれぞれ対応させられるからです。
以下、「黄金の夜明団(ゴールデン・ドーン)のカバラに対する考え方を抜粋します。
(『完全マスタータロット大全』伊泉龍一著)

ケテル(Kether、王冠と訳される) 第1のセフィラ。思考や創造を司る。万物の最初の「原因」でもある。数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴する。王の横顔で表される。神名はエヘイエー。守護天使はメタトロンである。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。
コクマー(Cochma、知恵と訳される) 第2のセフィラ。数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴する。至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。神名はヨッド。守護天使はラツィエルである。コクマーは「存在の本質」を表し、事物が存在する上で書くことのできないエネルギーを示す。ケテルが潜在的に対して、コクマーは顕現、というイメージ。
ビナー(Binah、理解と訳される) 第3のセフィラ。数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴する。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。神名はエロヒムである。守護天使はザフキエルである。ビナーには「理解」という意味があり、陰性・受動性の要素を持つ。コクマーが能動的に対して、ビナーは受動的な原理・・母なる寛容性・・生命力の根源を示す。
ケセド(Chesed、慈悲と訳される) 第4のセフィラ。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星を象徴する。王座に座った王で表される。神名はエル。守護天使はザドキエルである。 「慈悲」の意味を持ち、固体化・物質化・個性化の原理を表す。 ケセドにはゲドゥラーという呼び名もあり、「威厳」「偉大」を意味する。
ゲブラー(Geburah、峻厳と訳される) 第5のセフィラ。数字は5、色は赤、図形は五角形、金属は鉄、宝石はルビー、惑星は火星を象徴する。天空の外科医と呼ばれることもある。神名はエロヒム・ギボールである。守護天使はカマエルである。 「峻厳」の意味があるが、軍人マルスにも対応するため、火星の持つ「破壊」の意味もある。
ティファレト(Tiphereth、美と訳される) 第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。神名はエロハ。守護天使はミカエルである。 「美」と「調和」の原理。
ネツァク(Netzach、勝利と訳される) 第7のセフィラ。数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴する。全裸の女性で表される。神名はアドナイ・ツァオバト。守護天使はハニエルである。 ネツァクには「勝利」の意味があり、金星に対応しているために「豊穣」の象徴とも言える。
ホド(Hod、栄光と訳される) 第8のセフィラ。数字は8、色は橙色、金属は水銀、惑星は水星を象徴する。神名はエロヒム・ツァオバト。守護天使はラファエルである。 「栄光」を意味する。水星と対応するために、ヘルメスの持つ「物質的なレベルでの形成」も表す。
イェソド(Iesod、基礎と訳される) 第9のセフィラ。アストラル界を表す。数字は9、色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴する。裸の男性で表される。神名はシャダイ・エル・カイ。守護天使はガブリエルである。
マルクト(Malchut、王国と訳される) 「基礎」の意味があり、オカルティストたちは「アストラル界」、ユング心理学的な概念では「集合的無意識」の領域を示す。 第10のセフィラ。物質的世界を表す。数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。王座に座った若い女性で表される。神名はアドナイ・メレク。守護天使はサンダルフォンである。 ダアト(Daath、知識と訳される) 隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。通常、知識と訳される。他のセフィラとは次元が異なる。ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。
まさに「王国」を示す。4大元素の世界であり、通常の意味では、人間が五感で知覚できる世界を示している。 小アルカナには「ワンド」「ソード」「カップ」「ペンタクル」と4つのスートが、「火」「風」「水」「土」を象徴しています。そこでこの4元素と各セフィロトが内含する概念を組み合わせて、象徴的な意味を作り出します。 例えば、「ワンド エース」は「火」のイメージと「ケテル」の持つ万物の根源という概念の複合的な意味を持ちます。

このように考えると、「数秘術」然り、「カバラ思想」然り、と益々タロットの神秘性が高まります。むしろタロットの優れたところは、古代の教え(秘密教義)があらゆるパターンで閉じ込められていることを示唆するものなのでしょう。

 

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「6」のカードは「バランス」を意味します。 「5」で失ったものがまた戻ってきて調和されてきました。 ペンタクル6では「貧困」からの解放。経済的なバランスの回復を示します。

社会的な富を共有し、経済問題での公正さ、貧困にあえぐ者に与える裕福な者を示しています。 ユニバーサルウェイト版では、中央の人物が持っている天秤が、この経済的なバランスを表しています。

<正位置の意味>
慈善 寛大さ 保護 贈り物 援助の手を差し伸べる 商業
●受けるに値するものを受ける 配当・利益を得る
★報われる、物質的成果
★受け取るべきものを受け取る
★物質的均衡がとれる
★援助される・援助する
★同情
★要望が通る
★平等に扱う
☆与える、奉仕
☆GIVE & TAKE
☆親切な行為
☆等しい収支
☆経済的な解決がつく
☆仕事上の成果
☆地位の獲得
☆権威の施行
☆休息

<逆位置の意味>
ケチ 貪欲 自分本位 妬み 寛大さに欠ける
●当然に受けられるはずのものが受けられない
●説明不足や言い間違い、聞き違いがある⇒提示された契約には必ず目を通すこと
★報われない
★受け取るべきものが受け取れない
★非道徳・利己的な行為
★浪費・金銭感覚の欠如
★不均衡、不公正
★盗難・詐欺による損失

ユニバーサルウェイト版では、中央の人物が2人の人物に施しをしているように描かれています。中央の人物は天秤を持ち、バランスを象徴しています。 「天秤」を持っている絵柄は、大アルカナの「正義」も該当します。「正義」の持つ公正さも「ペンタクルの6」が暗示するものです。このカードを観るときは、相談者(自分)が、与えている赤い服を着た有力者側か、貰う側にいるのか、を解釈してください。それによって、タロットの啓示が変わってきます。この「与える」側と「貰う」側では、ポジションが違っていることがわかります。「与える」側は立っていて、「貰う」側はしゃがみこんでいます。すなわち、「与える」側の方が高位であることを示します。

 

 

 

 

Change12タロットのブログですが、最近、観ているドラマについてのコメントです。

フジテレビ系列の「CHANGE」は、木村卓哉主演で彼が演じる朝倉啓太が、一介の教師から衆議院議員になり、総理大臣になってしまう、という物語。

ヒロインは深津恵理で、「空から降る一億の星」(2002年)で共演しています。彼女は朝倉啓太氏の秘書役で役名は美山理香。ご両人ともに35歳という設定です。

このような一般人が政治家になるドラマでは、中谷美紀の「恋するトップレディー」がありました。このドラマでは中谷が市長になって、その警護役が柳葉さんでした。

本題の「CHANGE」では、題名の通り「変わる」ことがテーマです。最初の第一話では、主Wheel_of_fortune 人公”朝倉啓太”のチェンジです。長野の小学校教諭をしていた彼は、政治家である父親の死によって、強引に衆議院議員の補欠選挙に立候補させられます。

政治家そのものが嫌いで、実家の福岡を飛び出し、長野の小学校教諭になっていた彼が、父と兄の死で仕方なく立候補することになります。

タロットで言えば、「運命の輪」でしょうか。降ってわいた変化です。 ここで、彼は最初の「仕方無い」という気持ちから、最終日の街頭演説で変わります。

それは、父が犯したであろう収賄罪の罪を息子として素直に謝ることでした。 朝倉啓太は衆議院議員になってから、決心します。子供たちに幸せな未来を!という決意です。その時点で彼は変わったわけです。

そしてその1人の人物の決意・・情熱・・変化・・は、様々な人を変えていきます。 阿倍の演じる韮澤も然り。加藤ローサ演じる宮本ひかる然り。 そして、SPである大倉演じる壇原警備官。秘書官である西村演じる官僚の百坂や、郡司(平泉)もそうです。 Change



2008年7月7日七夕の「CHANGE」は、まさにタロットカードの「正義」でしょう。 「正義」を貫く事は、一筋縄ではいきません。 感情を押し殺し、善悪の基準のみに判断を委ねるわけです。

この第9話を観ていると、三国志時代の諸葛公明の「泣いて馬謖を切る」逸話を思い出します。 正義の前では、何事なりとも善悪しかないのです。 悪いものは悪い。

しかし、その悪さを認めるのは勇気のいることです。まして物語では、主人公の落ち度はほとんど無いといって過言ではないのですから。 第8話では、朝倉啓太が美山に、「運命」の話をします。 長野の教師時代に、美山氏(深津)が、政治家になるように進めたのは、「運命である」と!

ここでも「運命の輪」のタロットカードが登場するようです。 「運命」は「人」の繋がりによって変わっていくものなのだ、ということです。 まさにその通りです。 この朝倉啓太(木村)美山(深津)の2人の間にも、「CHANGE」が見られます。

互いに信頼し合うことで、信頼から尊敬へ、尊敬から愛情へと「CHANGE」にするのです。

さて。

ドラマや小説では、主人公に敵対するライバルや悪役が必須です。このドラマでは、寺尾聰演じる神林官房長官が重要な役割を演じています。

誰もが変わる中で、変わらないものがある。その変わらないのが絶対悪の神林というわけです。神林は世の悪徳政治家の象徴でしょう。表面上では優しいが、心の奥底は闇に包まれている存在です。彼が眼鏡をはずして話す時は、必ず、嘘・偽りがあることを示しています。

「CHANGE」は主人公の変化が伝搬する物語です。国民も政治に期待すべく変化し、周囲の人間も変わっていきます。

変わることは恐ろしいものです。でも善きに変わった時の清々しさは例えようのないものでしょう。変わることを恐れずに情熱を持って進むこと。そこには有言実行という明確な行動力が見えます。言葉では信じられませんが、行動を示すことで、人は信じてくれるものです。

最終話がどうなるのかわかりませんが、敵対する神林が変わるのでしょうか?それは神林が敗北することとなります。しかし、朝倉啓太は頭を下げて、自分と一緒に政治をやってくださいと真摯に頼むのでしょう。その絶対善に、神林も初めて変わることができるのかも知れません。倒れた朝倉啓太は、総理を辞職することを口にせずして第9話を終えます・・・ということは、朝倉啓太は動けない、ということです。

周囲の人間・・国民も含めた・・朝倉の周りの人間がどれだけ変わったかがキーポイントになるはずです。最終話でも、小町の感想をタロットに絡めて書いてみたいと思います。

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