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小アルカナは、各14枚あるのですが、4つのスート(属性)に分かれています。
「ワンド」「ソード」「カップ」「ペンタクル」の4つですよね。
「ペンタクル」は小アルカナの位置づけ(タロットの位置づけと考えてもいいでしょう)では、
ラストのスートです。
いわゆる完成に至る最終章といったところでしょう。

「ペンタクル10」はある意味、タロット小アルカナの完成形とも言えます。
大アルカナの「世界」に通ずるところがあるわけです。
「ペンタクル10」は一般的に家族の幸福・完全・完成・達成などラッキーカードなのですが、
絵柄では主人が椅子に腰掛け、周囲には家族が団らんしています。
足下の犬は忠実なる僕ですが、「愚者」と違い、ゆったりとリラックスしています。
非常に裕福なカードですよね。
ここで「ペンタクル(金貨)」の配置を見てみましょう。
なんとなく樹のように見えませんか?
そうなんです。
これはカバラ(カッバーラ・カバラー)のセフィロトの樹(生命の樹)の配置なんですね。
タロットの本質は、「カバラ」にあります。
アルカナの「古代の秘密の教え」は「カバラ」を指しています。
セフィロトの樹を配置させることで、人生の有意義と成功を象徴する非常に幸運なカードなんです。
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私のご相談者では、「復縁」「片思い」「結婚」「相手の気持ち」「転職」「独立・起業」の順に多いのですが、やはり「片思い」は相手の出方がわからない分不安なのでしょう。
タロットではこと恋愛に関する事柄は「カップ」に担う部分が多いと思います。
「カップ」は聖杯のことですよね。
「聖杯」はイエスの最後の晩餐で、「これは私の血なり」といって赤ワインを弟子たちと飲み分ちます。またゴルゴダの丘で十字架で処刑される際に、死の確認のためにロンギヌスの槍を心臓で疲れるのですが、傷からは血ではなく水が噴出したそうです。その水を受けたのも「聖杯」と言われています。

もちろん一人のときも遣いますが、カップには他人との関係を重視する象徴があるわけです。
タロットでは「カップ10」が片想い成功の啓示を示している一例です。
「カップ10」は虹がかかっており、その下で夫婦が仲良くし、周囲に子供らが遊んでいます。
「カップ10」はその象徴として「平和」があります。
平和とは「のどか」で落ち着いた雰囲気、「やすらぎ」があってリラックスした状態です。
つまり、無理してないんです。
片想いで失敗するパターンの1つには、自分を誇張したり偽ることが挙げられます。
確かにカッコよく見られたいし、可愛く見せたい、のはわかります。
でも結果的にボロが出て、はいおしまい、となるのがオチですね。
だからこそ、自分らしさが大切なんです。
素の自分をいかに表せるか・・ここが片想いの成功の秘訣です。
「好き・嫌い」というメッセージはまだずっと先の事。
まずは、自分はこういう人間なんだよ!って相手に知ってもらうことが、スタートです。
そのためにはリラックスした状態が大事なんです。
リラックスするには、言い方を変えれば、相手を目の間にして上がらないようにするには、方法があります。
携帯やipodに、自分の癒しの曲を録音して、会う直前に聴くとか、可愛い動物の写真を観るのも効果があります。五感を使うことで、リラックスできるからです。
もちろん、香りにも多大なリラックス効果があります。

タロットは古代の秘密教義をあたかも一冊の書籍のように記した絵を描いたカードです。
タロットに興味を抱く方も、この絵柄の神秘に魅了されたのも多いのではないでしょうか。
私こと「小町」も、最初の動機は「絵」のミステリアスな雰囲気でした。仏教(密教)には「曼荼羅」という絵がありますが、その神秘的な雰囲気にも似ています。何かを我々の教えてくれるかのような、その絵の隠されたメッセージに惹かれるのでしょう。
「愚者」は大アルカナの中では「0」番が振られ、最初のカードであるのが一般的です。
※一部のデッキでは、「22」番が振られています。
この「愚者」は、個人的には好きなカードなのですが、この絵柄の図像について検証してみましょう。
「ウェイト・スミス」版の「愚者」では、主人公である「愚者」は両性具有のように思えます。男でもあり、女でもあるような、まだ性が確立されていない、まさに卵の状態なのかもしれません。
一見、断崖絶壁に立ち、まさに歩まんとする愚者は、非常に危険な絵柄なのですが、その顔は天を見上げて晴れやかです。カード全体のイメージが、明るいのでなんとなく陽性なイメージがあります。
アーサー・E・ウエィトは、「経験や体験を探究する魂」という表現をしていますが、どこにでもいけるが、どこに向かうのでもない、大変に自由なカードと言えるでしょう。ユングが述べている「永遠の少年」のような雰囲気が漂います。
「愚者」のカードは、中世の悪徳の一つである「愚行」を示すようです。
キリスト教世界では、「賢明」「貞節」を重んじ、「愚かな行為」は悪魔の所業でした。ただ、「愚者」のカードは、悪徳にだけ焦点を当てているようには見えません。その「賢明さ」と「愚行」の中間に位置するような、自由度が感じられます。カード自体の、構図はあきらかに「日常を逸脱」している感じです。なぜ、愚者が崖の上にいるのか?・・崖の上からスタートするのは不自然です。普通は、我が家や村落・町から旅立つのが一般的でしょう。
その意味でも、日常からかけ離れたシチュエーションを暗示させます。なんとなく道化師のような感じもあるのは、サーカスのピエロが日常からの逸脱の恰好な例からも想像できます。「若者」「愚かな人」「狂人」「道化師」・・愚者の象徴する主人公は、これらの性格を混ぜ合わせたようなものかもしれません。
「愚者」のカードは、実際の占いでは、扱いが難しい部類に入るかも知れません。
それは、厳密さが無いからでしょう。「正義」のように、白黒がはっきりともしていませんし、「死神」のような「死」や「停止」を暗示しているわけでもありません。とても掴みどころのないカードと言えます。「希望」があるとも言えますし、「無知」「無謀」とも解釈できます。
私は「愚者」を好意的に解釈することが多いようですが、周囲に隣接するカード群の雰囲気によって解釈を変えることが望ましいでしょう。
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「1」失うもの
「2」貴方の損失について知るべきこととは何か?
「3」
「4」貴方が探究し始めるのはどこか?
「5」何が、誰が貴方を助けてくれるのか?
「6」「7」貴方の探究の中で熟慮すべき事実
「8」「9」「10」結果
「Lost And Found Spread」は非常に現実的なアドバイスを得るスプレッドと言えます。 相談者が失う(犠牲になる)ものと、その体験によって得られるものを等価で読んでいくスプレッドです。何かをやろうとしている時にこのスプレッドを使うと良いでしょう。
■Moving ON Spread■

「1」「2」貴方は何から立ち去るのか?
「3」「4」貴方は何に近づくのか?
「5」「6」作用する前に熟考すること
「7」「8」動く理由
「9」「10」結果
「Moving ON Spread」は、行動する前にどんな準備が必要かを啓示してくれます。 「1」「2」の「立ち去るもの」とは、既存概念かも知れませんし、相談者の持っている執着心かも知れません。あるポジションから、新しいポジションに移動する際には、目的が明確である必要がありますが、その目指すべき目的をも確認できます。

「1」人間関係の過去の出来事・事件
「2」人間関係で過去に貴方が経験したこと
「3」貴方のパートナーが過去に人間関係で経験したこと
「4」経験から照らし合わせて貴方の人間関係の傾向
「5」経験から照らし合わせて貴方のパートナーの人間関係の傾向
「6」現在の人間関係の行方
「7」この人間関係で貴方は何を経験できるのか?
「8」貴方のパートナーはこの人間関係で何を経験できるのか?
「9」人間関係はどこに貴方を向かわせるのか?
「10」結果:この人間関係において未来に起こること
「ONgoing-Relationship Spread」は、人間関係に焦点を当てます。この対象となる人間関係は、「夫婦」「恋人」「上司・部下」「兄弟」「友人」「親子」「子弟」などの様々なバリエーションが当てはまります。また特定の個人だけでなく、組織やグループを対象としても良いでしょう。
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実際のリーディング事例をご紹介しましょう。 「相談者の仕事はどうなるか?」という質問です。
ここでは基本的な「3cards Spread」を使ってみます。
過去 皇帝 正位置
現在 ワンドのクイーン 逆位置
未来 愚者 逆位置 が出たとしましょう。
タロットを読む時に注意すべき点の一つとして、全体を俯瞰しないで一枚づつ読んでしまうことがあります。 カードの枚数が増えると確かにリーディングはより難しくなります。 大きな森を把握するには、一本の木だけに着目しても全体像が捉えられず、結局、どんな森かがわからなくなるのと一緒です。 展開されたタロットを全体像として観るには・・(フルセットで実占した場合で述べたいと思います)
●全体の雰囲気を掴む・・明るい・暗い・冷たい・温かい・きれい・・などリーダーが直感的に感じた印象は重要です。
●「大アルカナ」に着目する・・仮に10枚引きで実占した場合に一枚だけが「大アルカナ」ならば、そのポジションに焦点を当てて読みます。
●「同じスートが出ていないか」・・カップがやたら多ければ、感情や感受性・愛情関係に焦点が当たるはずです。
●「同じ数字がでていないか」・・違うスートでも同じ数字が出ている場合は注意です。
●「コートカード」「エースカード」に着目する・・仮にエースが出ていたなら、その属性の根源的なものがテーマになるでしょう。また「コートカード」は人物だけとは限りません。質問者の状態・状況などを暗示しますので要注意です。
●「逆位置に着目する」・・逆位置を採用しなくても構いませんが、一枚だけが逆位置ならば、その逆位置にはなんらかのサインがあると考えていいでしょう。
●重要なポジションに着目する・・ケルト十字ならば、結論のポジションと近い未来のポジションは重要です。またキーカードやワイルドカード(「9」のポジションをワイルドカードと言います)も重点的に読むべきでしょう。
要はメリハリをつけて読むことです。そのメリハリの着目点は、リーダーの自由裁量です。仮にエースカードが出ていても、自分としてはポジションを強く読むべきだと判断したならば、その意志に従ってください。
さて・・「私の仕事は、どうなっていきますか?」 という質問で、過去 皇帝 正位置・現在 ワンドのクイーン 逆位置・未来 愚者 逆位置が出たわけです。 質問内容が抽象的なので、具体的に捉える事も必要です。
たとえば、「私が仕事に打ち込んでいるのだが、競合他社が台頭して、売上が下がってしまった。なんとか売上を回復するにはどうすべきか?」というような質問です。 「成功」という言葉はビックワード(抽象語)の筆頭ですが、人によって「成功」の定義が違いますよね。 つまり、あなたの「どうなる?」という定義を明確にすべきでしょう。
とりあえず、上記のカードを自分なりに読んでみましょう。 過去は、単に「過去」という時間の位置を読むものと捉えません。過去は「問題」「原因」と捉えても良いでしょう。 過去に「皇帝」が出ているのですから、「動こうとしても一歩踏み出せなかった」「現状に甘んじてしまった」「自分のルールに縛られて柔軟性が欠けてしまった」と読みます。 つまり、環境に変化に頭を柔らかく、フットワークも軽やかに対応していくことが無かったことが原因なのでしょう。
現在の「ワンドのクイーンR」です。 「ワンドのクイーン」はそもそも自信に満ちたカードです。自信があるとは、言い変えれば「魅力的」とも連想できます。 逆位置はそのエネルギーが減少している、とこの場合は読んでいいのではないでしょうか?
自信があったのに今はそれが薄れている・・自分の店の魅力が落ちた・・・ その原因は、過去のポジションの「皇帝」です。 現在のポジションは、現時点での状況も示しますが、むしろ解決策と捉えてもいいでしょう。 と言うことは・・顧客の心を動かすには何をすればいいのか?自分の自信を取り戻すには、具体的に何をすればいいのか?という視点になります。 「ワンドのクイーン」自体が、誠実さを示しますから、「顧客に誠実になる」と言うことでしょう。 例えば、お礼状を手書きだ書く・・「ありがとうございました」「いらっしゃいませ」という決まり文句にひと工夫入れる・・顧客の困っていることを解決できるような提案型店舗にする・・と様々なアイディアが浮かびます。 同時に「ワンドのクイーン」は快活なカードですよね。「笑顔」が足りないのでは?と思ってみましょう。
未来は結論を示しますが、ここでは「愚者 逆位置」が出ています。 このまま手をこまねいて何もしなければ、「愚者 逆位置」のような未来が待っている、という暗示です。
「愚者R」は進むべき方向が違う・・もしくはエネルギーのかける対象が違うために失敗するのですから、やはり、現状の分析をして、何がどのように悪化したのかという問題分析をした上で、上記のようなアドバイスを具体的に(愚者は短絡的に無計画なために失敗するという象徴でもありますから)、行動を落とし込むことで問題解決が図られるのでしょう。
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