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ワンドの3は冒険に進展があったことを暗示しています。 何かの経験をして「成長」した状態です。 実行してきた努力がなんらかの成果となって帰ってくることを示しています。
静かで落ち着きのある男性が、後ろを向いて海を眺めています。彼の船は港に入港しようとしているのでしょうか。
この人物は、「ワンドの2」の人物が始めた事柄を完了したところかも知れません。 後ろ向き・・絵柄に描かれている人物の「後ろ向き」は、「内向していること」の象徴です。
この場合は、冒険や野心を抱く人物が内向しているのですから、「野望」を抱いていると言えるでしょう。
「ワンドの3」は第一関門は突破しましたが、まだ発展途上の段階です。先があることを示しています。
目の前にはまだ越えるべきハードルがあることを意味しています。
高い位置から見渡す・・海の向こうの遠い山を見つめているのは、「ビジョン」「先を見つめる」ことの象徴です。
遠くを見ている事から、長期的な視点で物事を捉えているとも言えます。 「遠くを見つめる」ことは、先見の明があることに繋がり、それは「リーダーシップ」を表します。恐れることなく新しい領域に進んでいくように勇気付けのカードという性格があります。
「愚者」では崖っぷちに立って転落するリスクに気が付かず、無邪気に一歩を踏み出そうとしていました。
「ワンドの3」は、何をすべきかを明確に知っています。さらに全てを知った上で、一歩踏み出すべきだ、と思っています。この勇気は自然に発生したのではなく、確固たる裏付けがあっての勇気であることがわかります。
正位置の意味
希望・力・冒険・豊かさ 敵対関係に終止符 実り多い計画・安定・大転進
●広がる展望 未来への希望 交渉時の成功
●協力を受ける 貿易
●明るい見通し
●対人関係の広がりや進展
●自分の才能や想像力を発揮してみごとな表現をする
<逆位置の意味>
希望が見えてくる トラブルが無くなる 逆境が変わる 恵まれすぎて逆にだめになる


質問者は過去の成果から、さらなる新しい一歩を踏みだそうとしています。 資産家(金持ち)が胸壁から海を眺めている様子です。小さな地球を右手に持っています。
左手には棒持っています。もう1本の棒は、輪でしっかり支えられて立っています。薔薇と百合が左側で十字に交差しています。 「ワンドの2」は「エース」に方向性を加えたものと言えるでしょう。
自らの意思に従って、人生に主導権を持つこと、志を認識すること、計画性のある目的も確立などの方向性です。
右手に持つ地球・・この絵柄の人物が1つの目的を既に完成させた経験があることを象徴しています。右横に括りつけられたワンドも同様の意味があります。
白い百合と赤い薔薇・・自己の中で男性性と女性性を統合することを意味しています。見方を変えれば、あらゆる可能性が暗示されています。
ただ、あくまでも可能性であって、その方向は祝福されていますが、その後の進展についてはまだ保障の限りではありません。

「ワンドの2」は「魔術師」の持つ個の力を示しています。しかし、「魔術師」の場合は、力の元型であって、その創造性と力のエネルギーは没個人的であります。
一方、「ワンドの2」はあくまでもパーソナルな力で、より現実的な力を示しています。 「ワンドの2」」には、「権力」というテーマがその状況下で問題になっていることも示します。
自分の持つ力を賢明に使っているか?目標と行動を注意深く見なおすことを示唆しています。
また自己の力は、個性的な・・独創的な力も示します。問題を打ち破るための、大胆さ、クリエィティブな行動が鍵となるカードです。

<正位置の意味>
犠牲を払う幸運 権威・権力 目標を達成する 大きな業績を残すが心を失う
◆仕事は質の高さで良い評価を得ることができる 昇進の機会
●過去の成し遂げた実績から新たな目標に信念を抱く
理想と可能性のバランス 特にビジネスや学業では、「高評価・昇進の機会がある」 「自分の取った行動に対する反応を待っている(成果・入学許可)」の意味が強く、有望な投資家という人物を暗示する場合もあります。
<逆位置の意味>
驚き 突然何かが起こる 悲しみ トラブル 権力を切望する
●真剣さはあるのだが結果が出せない
目標にしている結果はほとんど成果なし ワンドの2では、なんらかの犠牲を払う条件下での成功を示しています。
犠牲とは、目標達成のために努力した時間、人間関係、別の目標を諦めるなどの意味です。逆位置での意味は「驚き」です。この驚きは、自分が思ってもみないトラブルに巻き込まれ、結果が出せなくなる暗示です。


エース」のカードは小アルカナの中でも最高の力があります。
タロットカード占いでのリーディングでは、まず「大アルカナ」カードを重視します。人物に関する占い・・恋愛や仕事の人間関係・・が多いので、コートカードも重要ですが、このエースは別格です。
「エース」のカードは共通して「事の始まり」を示します。 良いことも悪いことも、これからスタート・・もしくは始まったばかりという意味合いがあります。
4枚のスートにはそれぞれ占星学の根源的な要素「火」「風」「水」「地」の属性を含んでいます。
雲の中の手が、花開く棒を持っています。背景には山が遠くに見えます。その山の頂上には城があります。
ワンドを持った手・・この手は「右手」であることがわかります。右手は旧約聖書では「強さ」を表し、創造主そのものを象徴しています。つまり「創造の源であるエネルギー」の象徴です。
「ワンドのエース」は、創造性・興奮・冒険・勇気・個人の持つ可能性を象徴しています。
リーディングでは、自分自身が気がついていないけれども、人生に大きな情熱の種になるものが眠っていることを暗示します。その種はあらゆる形になる可能性が秘められています。 元々、「ワンド」のスートには、「個人の力」と「実行力」を表す意味があります。
その力がスタート地点にいることを告げるのが「ワンドのエース」です。 「ワンドのエース」は「創造」のカードと言えます。自分の中のクリエィティブな可能性を信じて、独創的な回答を探すことが啓示されます。
「ワンド」のスートの持つ「火」の属性が全面に出てくるのが「エース」です。火のような情熱と自信、勇気を持ち続けることを示しています。
つまり「個人の創造に向けた力」全般を表すカードと言えます。 ワンドのスートは「火」の属性があります。 冒険やビジネス、成功などのイメージです。 占星術ではこの「火」の属性に牡羊座・獅子座・射手座などがあります。スピードやパワーを根源としている属性です。
<正位置の意味>
誕生 新たなスタート 創造 独創性 意味ある経験のスタート
●目標への第一歩
★創造力、活力
★直観の働き
★強い意志
★意思・動機・アイディアが湧く
★発展する
★未来への第一歩
★はじまり
★新たな野心・欲求・目的
★芽生え ☆生産力 ☆精力、性衝動 ☆成功、発見 ☆芸術的なインスピレーション
※恋愛では「恋の芽生え」の暗示です。
<逆位置の意味>
破壊 減退 計画の失敗 間違ったスタート 不毛な状態
●新しい目的・冒険・挑戦は困難が伴い延期する
●人に要求する
●頑固者
◆下り坂
★目的の無いエネルギー
★決意が揺らぐ
★エゴ・プライド
★自信過剰
★精神性を無視する ☆困難が伴う目的・意思 ☆遅延、衰退 ☆敗北 ☆不能、不毛、不妊


大アルカナ22枚の次は「小アルカナ」です。
「小アルカナ」は全部で56枚あります。 ワンド(棒)・カップ(聖杯)・ソード(剣)・ペンタクル(金貨)の4つの属性で構成され、それぞれが、「火」「水」「風」「地」の属性を有しています。
小アルカナは「1」から「10」までの数札と、「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」の人物カードから成り立っています。
「人物カード」は「コート(宮廷)カード」とも言います。
「アルカナ」とは古代の秘密教義を意味します。 そしてタロットには22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナがあります。
大アルカナは宇宙の根源・・創造主に至る過程のプロセス(セフィロト)・・の事象を「象徴画」として描かれたものです。
また小アルカナは、人間の現実的な生活に根ざした日々の営みを絵柄にしています。
<小アルカナのコンセプト>
大アルカナが神話や壮大なストーリーであることに対して、小アルカナは、その大アルカナのプロセスに登場する日常の人物たち、出来事、場面、状況を映し出すものです。
大アルカナが問題の性質、その質がどのように変化するかを物語るのに対して、小アルカナはその問題に関係している人物たちが起こす事柄を示します。
●誰が何をするのか?
●誰が誰に対して何をするのか?
●何があってどのような感じがするのか?
小アルカナは端的に物事や状態のワンシーンを描いたワンカットであるといえます。
小アルカナは、大アルカナと比較すると重要な影響力はありません。 言ってみれば、大アルカナと比べると、1枚1枚吟味するようなカードではないとも言えます。
ただ大アルカナと小アルカナは、その使用方法・目的や用途に違いがあるだけです。 例えば・・ ある問題が、何を意味しているのか?原因や理由、その本質を探りたい場合がは、大アルカナ22枚のみを使った方がストレートに啓示される場合があります。
それに対して、一定期間の中で、物事の状態がどうなっているのか、どう変化するのか、相談者に起こりうる出来事を知りたいときには小アルカナが必要です。
考えて読み解くというよりも、どんなスートが多いか、カードの配列、数字の出方などから、感じたことを出していく感じです。
ですから大小フルセットでリーディングする場合には、当然、大アルカナのポジションでは、その相談内容についての大きな変化が生じますし、その経緯や理由、背景などが小アルカナが補う、というふうに読み解きます。
見方を変えれば、大アルカナは主観的で内省し、熟考するカード。小アルカナは客観的で、外向的、実際的な日常のカード、とも言えます。
<小アルカナの解釈のポイント>
小アルカナの解釈のヒントとしては、数秘術やセフィロト(生命の樹)の考え方が、参考になります。
セフィロトでは10段階のセフィラーに、各数字が対応しますし、同時にワンド・ソード・カップ・ペンタクルという4属性が、視覚上・統計的に、何を物語っているか判断することでしょう。
●4つのスートの中で、目立って多く出ているカード、逆に少ないカードがあるか? ●目立って出ている「数」はあるか?
●その質問自体の性質は何かを掴む。
●その質問の性質と、相談者のパーソナリティーがどのように影響しあっているか?
●プラス側・マイナス側の最大要素になっているカードは何か?
●時間の流れに伴って、数字が小さいものから大きいものへ並んでいる部分があるか?
●全体の印象と上記の情報を照らし合わせる。
※全体の印象とは「暗い」「明るい」「重い」「軽い」「楽しい」「悲しい」などの雰囲気です。
よって小アルカナの場合は以下のような表現を使うことが多いでしょう。
「相談者・相談者の関係者が・・・になるでしょう」
「いつ・どこで・・・が起こる・発生するでしょう」
「誰が誰に・・・するでしょう」
「誰が誰かのせいで・・・されるでしょう」
要は質問者に関係する人物の状態を説明することになります。

