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「ヘキサグラム」は基本的に、「相談者(質問者)がある程度、問題解決のためにアクションを起こせる」ことが前提のスプレッドです。 ここでは、重要なカード(キーカード)は何か?という視点で観てみましょう。 私がこの展開でこのようなカードが出た場合、どこに注目するか?を述べたいと思います。
■リーディング事例■
質問:「これから出会う人とは、どうすればうまくいきますか?」
質問者の過去:ワンドのペイジ
質問者の現在:愚者
質問者の未来:カップの6
対策:カップのキングとカップのクイーン
周囲の状況の過去:ワンドの6
周囲の状況の現在:世界
周囲の状況の未来:審判
質問者の気持ちの過去:ワンドのキング
質問者の気持ちの現在:女帝
質問者の気持ちの未来:ソードのナイト
最終結果:コインの6 逆位置
まず「最終結果」のペンタクル6逆位置です。一枚だけ「逆位置」であることが注目点です。 次に「大アルカナ」ですが・・重要視すべきは、周囲の状況の未来に出た「審判」でしょう。 対策にダブルカップコートが出ているのもポイントです。
「過去」(質問者の過去と質問者の気持ち過去)にもダブルワンドコートですね。 では・・ 「最終結果」のペンタクル6Rは、「運勢」を述べているのではありません。 あくまでも相談者は「解決策(どうすればうまくいきますか?)」を知りたいのですから、当然、最終結果は「アドバイスの本質」が来るでしょう。 「ペンタクル6R」はメッセージや感情など様々な要素の不公平感を示すカードですよね。
つまり、いかに相手と一対一の。平等な関係が構築できるか?が重要なのでしょう。 では、「対策」はどう読むのか?です。 「対策」の2枚は「結論」を補助していると考えましょう。 ダブルカップですから、「感情」「情愛」なものが必要なのでしょうね。 キングとクイーンのカップルが出ていますから、特に注目です。 相手をいかに受け入れることができるかがテーマなのでしょう。
特に「否定」は厳禁です。たとえ、彼の考え方に賛成できなくても自分の我を通してはいけませんよね。あくまでも寛大で優しい・・思いやりのある姿勢が必要なのでしょう。 ということは・・メッセージも攻撃的なものはいけませんよね。柔らかいメッセージ・・直球ではなく、変化球のメッセージでしょう。 「過去」のポジションは後述します。 周囲の状況は「相手」と判断すれば、「審判」が出ていることから、天の啓示・・かなりスピリチュアルな感じがしますね。 相手側が彼女(友人)に対して、閃きに似たような感覚があるのでしょう。 相手の目をよく観ることが大切です。目は口ほどにものを言いますから、彼の心を判断するには瞳に焦点を当てて見ると良いと思います。
さて、「過去」のポジションとは何を指すのでしょう? 「過去」の状況を示すとは限りません。むしろ事件の「原因」「発端」を指す場合が多いのではないでしょうか? 同時に「現在」のポジションは、現時点の障害を指す場合が多いでしょう。
相談者本人に「ワンドのペイジ」ですから、あまり自分を卑下しないことですね。 自分に自信がないことで委縮してしまわないようにしましょう。 思い切ったメッセージや行動・・サプライズは大切です。
参考までに・・ 一般的なポジションの強弱についてです。
ヘキサグラムにしろ、ケルト十字にしろ、ポジション毎に強弱をつけていかなければなかなか読み切れません。
「最終結果」は重要なポジションです。ただ、この「最終結果」は複数のカードの影響を受けての結論として読む必要があります。 ですから、特に「未来」は重要です。「未来」は漠然とした未来の状況を示すのではなく、ヘキサグラムの場合は「可能性」と読みます。あくまでも相談者が的確な行動を実行した場合での可能性です。
別の視点から・・ 相談者の質問に焦点を当ててみましょう。 相談者の質問では「これから出会う人との上手くいく方法」を訪ねているわけですよね。 ですから、「結論」は「どのようにすれば恋愛がうまくいくか」という解決策が結論となるはずです。 ヘキサグラムも他のスプレッドも凝り固まったものではありません。
リーダーは相談に応じてカスタマイズして構いません。 リーディングの際に大切なのは、「質問の意図をしっかりと把握する」「適切なスプレッドを選択する」「重要なポジションやキーカードに着目する」ことに注意してください。
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「正義」は四つの枢要徳の一つに分類されています。 元をたどれば、プラトンの『国家』に出てくる「徳」なのですが、市民生活(日常にける生き方)を支える根幹となっている徳とされています。
ちなみにその四つとは「正義」「節制」「賢明」「力」なのですが、「正義」はこの中でも三つを支える根本的な徳とされています。後世になって、キリスト教の「信仰」「愛」「希望」が合わさって、七つの徳となります。
一般的にこのような「徳目」は、ルネッサンス以来の流れで「女性」として描かれるようになります。いわゆる、「擬人化」ですね。 四大徳の「賢明」は諸説あるのですが、「吊るされた男」だという説が有力とされています。
タロットデッキの種類によっては、そのデザイン重視のために「正義」の赤い垂れ幕が、「紫」だったり、描かれていない場合も多いようですが、「正義」の赤い垂れ幕についてその象徴を述べたいと思います。ストレートな象徴としては、彼女(すなわち正義の擬人化)の公正なる判断の根拠が「神の言葉」であることを表しています。 また「RED(赤)」の語源ですが、イエス・キリストの受難を象徴するものです。 それは「血」の赤であり、最後の晩餐で使徒たちに説いた「これは私の血である」と述べて「赤ワイン」を回し合うシーンがありますが、「赤ワイン」をイエスの血という象徴から派生しているようです。
「赤」には「怒り」や「温かさ」も象徴します。 仏教世界では・・天部の「不動明王」は「炎」で象徴されています。「火の赤」は魔を退散させる「怒り」と同時に、仏の「慈悲(温かさ)」を示しているのでしょう。
「赤」には、このような極端な「怒り」と「慈悲」を暗示させます。 それは「正義」の厳粛な、悪に対する絶対的な「怒り」と神の愛である「慈悲」を同時に現わしていると解釈できます。 一般的に「正義」のカードのイメージは、どこかお堅い印象があります。頓着冷静で、何事にも動じない意志の強さが感じられます。
「正義」が結論の出た場合などは、解釈に困る方も多いのではないでしょうか?例えば、恋愛の成功を占う場合だと、恋愛が成就するのか、否かがはっきりしません。「正義」はロマンスのような恋愛感覚が無いカードですから、一概に「恋愛は成就する」とも言えないようです。むしろ、相手との距離感があるように思えます。ちょっと、冷めた感じで、恋愛のまっただ中に入っていない感じです。もっと馬鹿にならなくてはいけないかもしれません。クールに知性で考えすぎることを啓示していると思われます。
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「コートカード」の解釈は、タロットの中でも最も障壁の高いものだと思います。
小アルカナの各スート(属性)の「1」から「10」までは、ウェイト版の場合ですと「絵」のイメージがあるので、象徴たるものを掴みやすのですが、コートカードは単に「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」しかありません。
そこでまず・・ 「コートカード」は「人物」を表す場合もありますが、大抵は「人物」ではなく「状況」を表すものだと理解してください。 ミスリーディングの事例です。 仮に「結論」のポジションで「カップのキング」が出たとしたら・・ 「結論として・・・のような男性が影響を及ぼすでしょう・・のような男性が解決のカギを握っています」と読みがちです。 これは、かなり遠ざかった解釈の仕方と言えます。
「コートカード」を読み解くには、マトリクスで考えると便利です。 まずは・・
●スート(属性)は何か?です。 「カップ」なら「水の性質」ですから、愛情や感情の流れ、感受性の強さ、柔軟性を示しますよね。「ワンド」は情熱的で、ビジネスチックな熱意や創造性。「ソード」は戦い・意志の強さ・冷静さ・頭で考える・理性的です。「ペンタクル」はそのもの「お金」や経済的なもの、物質的で現実的な状況を暗示させます。 ということは・・・ 「カップ」が来たら、「感情」「愛情」がポイントだな!って判断するわけです。
●次に「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」についてです。 見方は3通りあります。
1つは男性的か女性的か?という視点です。 「キング」「ナイト」は男性的。「クイーン」「ペイジ」は女性的なカードです。 「男性的」ってなんでしょう?
例えば・・意志の強さ・指導力・行動力・決断・自分が1番になりたい・本能に負けやすい・攻撃的・・など「男」という性質です。 では「女性的」とは・・ 柔軟性・やわらかなものごし・エレガント・繊細・美しさ・優しさ・どちらかといえば感受性・協調性・母性愛・守備的・・などという「女」の性質です。
2つ目は「動き」「スピード」という視点です。 一般的に考えて、馬に乗っている「ナイト」が最も速いでしょう。次に「ペイジ」・・「クイーン」・・最後が「キング」です。動きの速さは、状況が変化するスピードを示します。
3つ目は「順序」です。 「ペイジ」から「ナイト」へ、「ナイト」から「クイーン」へ・・最後に「キング」ですよね。
見方としては、「ペイジ」は小姓ですから、まだ幼い(子供)です。希望にあふれていますが、実力はないですよね。時間的に一番早い時刻を示します。太陽が昇る段階です。
「ナイト」は次のステップです。「小姓」である「ペイジ」が出世したとも言えます。最も脂が乗っている時期です。時間的には正午でしょう。 「クイーン」と「キング」は基本的には最終段階です。どちらも落ち着いて安定しています。
ただフットワーク(柔軟性)の視点では、「クイーン」の方が有利ですから、時刻も日が落ちていく過程(午後3時ぐらいでしょうか)を示します。「キング」は頂点です。もうそれ以上に出世はありません。ですから日没・斜陽の時期を表すわけです。
このように考えると・・・恋の行方を占った場合 例えば結論に「カップのキング」が来た場合には、スートは「カップ」だから「愛情」「感情」に着目します。次に男性的な「キング」ですから、「意志や決断」が鍵を握りそうです。
でも状況としては、あまり動きがありません。動きが無いのか、動こうとしない消極性が原因かもしれません。 ですから、あなたの恋の行方は、「あまり進展が無いでしょう。むしろ、このままでは自然消滅のリスクもあるかも知れません。あなたの彼に対する思いやりや好きだという感情を、きちんと自分の中で整理して、彼に向かっていこう!と活断することが必要です。もっと前向きに、行動すべきです」・・等と解釈できるでしょう。
※もちろん、実際のリーディングではケースバイケースですから、周囲のカードも考慮します。
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タロットでの時期の選定は確かにファジーになることは否めません。タロットは特定の時期を占うよりも、感情などの内面や、具体的な行動や考え方のアドバイスを啓示することが得意だからです。
ただ時期を知る方法はあります。 時期的なものを占うには、「コートカード」を使います。 タロットでの占法は、1度だけで占うものではなく、その都度にスプレッドを変えて占うことが望ましいでしょう。
私は「時期を特定」する場合には、小アルカナやコートカードだけを抜き出して、占います。
カップには季節は「春」時間は「週」
ワンドには季節は「夏」時間は「日」
ソードには季節が「秋」時間は「月」
ペンタクルは季節が「冬」時間は「年」を現わします。
ペンタクルは「地」の属性で一番動きづらいので、速度は遅くなりますよね。またワンドは「火」の属性ですから、「日=火」と覚えてください。
参考までにワンド8は「速度が最も早い」カードです。 カップは「水」の属性のために、比較的に早いのですが、「浸透」「色を変える」にはある程度の時間が必要なことから「週」と言えます。ソ
ードは「突き=月」と覚えると好いでしょう。 ソードは「風」の属性ですが、風の速度ではなく、風の雰囲気(秋風、春一番などの春風)のように風の温度や感じ方が時期に応用できます。
またコートカードですが・・ ペイジは早朝から午前9時頃で、イメージとしては太陽が昇る時期です。
ナイトは正午まで。ちょうど太陽の光が強い時期。
クイーンは午後のティータイム。
キングは夕方など、太陽が陰る時期です。 限定して「時期」を占うには、最初に小アルカナカードのワンオラクルで、大まかな季節を観ます。その後、再度コートカードで詳しく読んでいくと良いでしょう。
たとえば、結婚の時期を訊かれたら・・ 最初に予め小アルカナ(エースから10)の中から、1ワンオラクルしてみます。
仮に「ソードの4」がでたら「秋」ですよね。 次にコートカードをワンオラクルしてみます。 「カップのキング」が出たら「秋の遅め」・・すなわち11月ごろですが、カップは週単位での変化を示していますから、週末にチャンスがあるのではないでしょうか?ここでチャンスと言ったのは「カップ」が影響しているからです。
また「ソードの4」は休息や停止を暗示していますので、焦らずにのんびりとしていたほうが運勢が上向くでしょう。 タロットカードは非常に自由度の高い占法なので、時期を占う場合にも、リーダー自身のインスピレーションは大切です。
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78枚のフルセットのことを「デッキ」と言います。
タロットデッキの製作会社や監修者によってデザインが異なるものは多々存在します。
例えば、「TAROT OF THE IMAGINATION」は、現代風のアレンジで、ウェイト版とは全く異なります。 また「Dragons TAROT」や「Tarot of the Animal Lords」など動物や幻獣をモチーフにしたものや、「The Labyrinth Tarot」のようにルイス・ロヨのようなアーチストがデザインしたものもあります。
面白いものとしては、「Tarot of the New Vision」のようにウェイト版を180度回転させて後姿を描いたものまであります。 また、「ウェイト版」と「マルセイユ版」も絵柄が異なります。
「マルセイユ版(有名なのはカモワンタロットですね)」では、小アルカナが抽象画で描かれています。 最初のうちは、ベーシックな「ウェイト版」でイメージングすると良いでしょう。
「ウェイト版(Rider Waite Tarot)」とは元々は、近代西洋儀式魔術の魔術師、アーサー・エドワード・ウェイトが、黄金の夜明け団の解釈に基づいてデザインし、パメラ・コールマン・スミスに描かせたタロットです。当時アーサー・エドワード・ウエイトが所属していた魔術結社「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の内部文書や「Tの書」などを元に作られており、絵はコールマン・スミスが描いています。
「ウェイト版」をイメージングに使ったほうがいい理由ですが・・2点あります。 1点目は、図像学では、古いマルセイユ版を元に考えられています。サリー・ニコルズの「ユングとタロット」の解釈も基本的にはマルセイユ版で読み解いていますが、このマルセイユ版の絵柄をアーサー・エドワード・ウェイトは、基本的な象徴を踏襲しています。
2点目は、小アルカナも数秘術やカバラを元に解釈した象徴をパメラ・コールマン・スミスに描かせているので、象徴的なイメージが得やすいからです。 さらにオリジナルデザインのデッキも、基本は「ウェイト版」をベースにしていますので、基の図像パメラが描いた絵柄を元にしていることからイメージングすること自体に間違いはないでしょう。
完全に「ウェイト」版から逸脱したデザインも「TAROT OF THE IMAGINATION」などありますので、それらのカードは最初のうちはイメージングは避けたほうが良いでしょう。 ウェイト版で学んだ後に、自分のインスピレーションにマッチしたカードで実占するほうがいいと思いますが、オリジナルな絵柄でもイメージングはもちろんできます。
その絵柄をじっくりと見て、リーダーが思い浮かんだイメージは間違いではないからです。タロットは非常に自由度のある占法ですから、志賀様のオリジナルな解釈を積み重ねていくことも有効だと考えます。
自分のお気に入りのカードで占うことで、今までには出てこなかった気づきも出てきますから、多くのデッキに親しむこともリーディングには大切でしょう。
ちなみに私「小町」は約70種類のデッキを持っています。いつのまにか、気にったものをを収集するうちに増えてしまいました。タロッティストの中には140~200デッキも持っている方もいらっしゃいますし、その時の気分によってデッキを変えて占っている方も多いようです。
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