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17番目のカードは「星」です。シルウス・運命とも呼ばれ、ライトバイオレットのカラーを指します。星座ではふたご座を示し、ヘブライ文字では「ペー」と言います。

「愚者」は穏やかな静寂の中にいます。
「星」のステージでは、この静寂さを表しています。
「星」に描かれている女性は、裸のため、嘘偽りのない魂を象徴しています。夜空に輝く星は「希望」と「インスピレーション」のシンボルです。

「愚者」は悪魔のマイナスのエネルギーを完全に克服する信仰の力とともに、祝福を受けています。自分自身の信頼と未来への希望は取り戻されました。彼は喜びに満たされています。
彼の願いは喜びを世界中の人々に分かち合うことです。
開かれた心は愛でいっぱいです。
塔での破壊的な状況の後の平和は、「愚者」にとっては、奇跡の瞬間とも言えます。

愚者は「塔」による既存の固定観念や執着を完全に破壊し、丸裸になりました。「星」の全裸の女性は、塔の壁のような守るべきものが無いことを示しています。逆に言えば、守る必要がないのです。自然と一体になり、「星」が照らす光を一身に浴びています。それは霊的な力であり、本来あるべきインスピレーションの力と言えます。自分の情感を大地と湖の両方に流しています。大地は物質・現実を、湖は精神・理想を表しているようです。自分の感覚的な面を、現実世界と精神世界にバランスよく広がらせていることがわかります。

自分が解放されたといことは、すなわち「希望」があることです。
これから、さらなるステージに上がるための準備が整っていることになります。

正位置の意味

1.従順さ・成長・恵み・自然の流れ・美しさ
2.夜全般をイメージします。たとえば「夜の仕事」「夜学」「夜勤」など
3.船旅・南への旅・帰郷
4.健康にすぐれる。自然療法・自然食品。病気の回復・休養。休暇。自然とのふれあい
5.よい方向を見出す。または良い方向に導かれる
6.素直さ・良い心・良い状態
7.相手を信じきった恋愛。無理のない自然な交際。反対の無いスムーズな結婚。

逆位置の意味

1.希望が遠のく・失望。計画が流れる。約束が果たされない。あてにできない。
2.過度になる。働き過ぎ。作り過ぎ。過労やストレス。真面目すぎる
3.気象異常や大きな変化。雨・寒い夜を表す
4.予定の変更や中止。困難な旅。負担を抱えた旅
5.嫉妬。素直さに欠ける恋愛。波乱が出てくる恋愛。退屈な恋愛や夫婦仲

「星」のカードを見ると、カードの中央に女神らしき女性が片ひざをついて、湖につぼから水を流しています。その女神の頭上に星が光り輝いています。背景は夜で、この星は南十字星を指すと言われています。

大抵は女神の髪の毛は黄金に輝き長く垂れている感じです。まるで黄金の河の流れのようです。

つぼの水は、本来あるべき場所である湖に流されます。水は坪の中にあるよりも、自然の中に流れうほうが自然です。

星のカードはこうした自然の流れ・自然の方向性を指し示します。自然であること、無理をしないことが、すなわち豊かになることだ、と告げています。逆位置は、自然でない、人工的、無理をしているイメージです。

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「塔」は16番目のカードで、22枚ある大アルカナカード中(もっと含めると小アルカナも合わせて)最悪のカードと思われているようです。

「悪魔」の束縛は強力です。 縛られているのに気が付かないのですから、また機が付いていても気が付かない振りをしているのも、悪魔の誘惑のなせる業です。

では「愚者」はどのように悪魔の鎖から脱出するのでしょう。 「愚者」は「塔」が表わす突然の変化によって、その束縛から解放されるのでしょう。

塔の壁は、あたかも自分を守るようですが、逆に言えば制限された空間で甘んじる叱りません。

そこのは成長が無いわけです。堅い壁を破壊するような強力なエネルギーが必要です。 激しい変革は、まさに「愚者」を気が付かせるため・・無知から既知へ向かうためには必須です。

あまりに自己中心的になって、本来の目的を忘れてしまっている場合、この破壊力は必要となります。

大きなエネルギーは壁を破壊し、多少の痛みを伴うかも知れません。

しかし、後に気がつくことで、この経験が自分の成長に必要なものであることを知ることになります。

「塔」のカードは一般には「凶札」と思われています。確かに人間が造り上げた天に届かんばかりの塔が、神の怒りによって破壊される場面を描いています。

まさに旧約聖書の「バベルの塔」を描いているようです。

「塔」は人間が自ら造り上げた「制限」とも言えます。堅い岩で囲い、外敵から身を守ろうとしますが、逆に、そこから抜け出さないと新たな創造ができません。

悪魔の束縛は、人間の可能性を制限するものです。成長を停止させてその場に留めようとします。誘惑に負けると、そのほうが楽に感じられ、悪魔の束縛に甘んじてしまいます。

ですから、「塔」のカードに描かれる徹底的な破壊が必要なのです。

正位置の意味
1.危険・自己・災難・火災・落雷など不慮の事故や、怪我や病気、トラブル全般を指します。
2.おごりによる失敗。精神の堕落。地位を失う。転落や降格。良くない事情で家を出る。経営の失敗
3.誤解。悪い噂で失墜・信頼を失う。
4.損失・赤字・紛失・盗難
5.入院。警察問題に巻き込まれる。脅し。恐ろしい出来事全般。
6.夫婦のちょっとしたことでの破局。恋人とのトラブル。悪いうわさでつぶれる縁談。危険な人物と付き合う。

逆位置の意味
1.小さくて済んだ危険。小事故。トラブルがあっても解決の見通しがきく(でもまだ解決はしていない)
2.トラブルは去るけれど後遺症が残る。心の傷が残る。病気は治ったが完治ではない。
3.間違いの非難。犯人扱いされる。疑いの目で見られる。罠に注意
4.まだ完全に去っていない危険。油断できない未来。警戒措置が必要。
5.喧嘩は収まったが不信感が残る夫婦や恋人関係。意地を張る恋人。円満には過ごせない夫婦。

とにかくこの「塔」は最悪の意味を持っています。この絵の中心には巨大な天にも届きそうな塔が立っており、雷や霰で塔が破壊されて中の人物が落下している様子が描かれています。

旧約聖書でも有名なバベルの塔そのものです。神に近づこうと傲慢な考えを持った人間は、高い塔を建築しますが、神の怒りを買ってしまう物語です。

この結果、人類は互いに別々の言語でしゃべるようになり、意志の疎通ができなくなりました。

この「塔」は絶対的な、避けられない災難全般を指します。
不慮の天災・過失によるビジネス上の失敗・人間関係の破局など、この世に考えられるすべての悪いことです。

幸いに逆位置ではそれが、ほんの少しだけ解決の糸口が見えるようになりますが、まだ解決したわけではない、と言う意味です。
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devil.jpg15番目のカードは「悪魔」です。このカードも「死神」と同様に有名な?(タロットの神秘さにマッチしたイメージ)カードですので、見たことが多いと思います。

関連するカラーはブルー。パワーストーンはブラッドストーンで、土星を表します。土星は「サターン」とも呼ばれていますので、イメージしやすいでしょう。ヘブライ文字では「サメク」と言います。

蝙蝠のような羽を持った悪魔が、ハーフキューブに座っています。悪魔の右手は上げられ、松明は逆さになっております。逆さ松明は黒魔術の象徴です。さらに悪魔の角の間には、逆五線星形が見えます。鎖に繋がれている男女がいます。でもその鎖は緩く、抜けだそうと思えば簡単に脱出できそうです。この男女は「恋人」のカードを思い出させます。

悪魔が乗っているハーフキューブは「物質」の象徴。人や物事への執着心・所有欲を表します。金銭的な価値の重視、即物的な行為とも言えます。
鎖に繋がれている状態は情動や本能、欲望に支配されていること、高尚なる精神が欠いている状態。この鎖は緩いため、人間の惰性・怠け心・慢心をも表しています。devil-u.jpg
「恋人」と同様な構図を示しているのは、「恋人」のカードの逆位置に相当しているとも考えられます。肉欲が先走り、快楽だけを追い求める非道徳的なカードと言えます。
鎖が象徴するものは、「執着心」や「固定観念」と述べました。それは1つの物事だけしか理解しない、理解しようとしない、「無知」とも言えます。また自分から進んで「無知」になる、すなわち、真実を見ようとしない「逃避」とも捉える事が出来るでしょう。欲望や本能に捉われる、自分の執着心や固定観念に捉われる、という「束縛」のキーワードがぴったりきます。

正位置の意味

1.悪い誘惑・悪事・たくらみ・犯罪。隠しごとや良くない行為、反社会的な行為を示します。
2.病気・危険な感染症。精神的な病気や麻薬・アルコール中毒
3.悪い人間に利用される。良くないグループに加わる。ヤクザ・暴走族・狂信的な宗教団体。人を呪う。
4.悪い人物への服従。サギ行為。悪質なセールス。不正や裏切り
5.運命・宿命
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逆位置の意味

1.解放される。脱出。更生。自由。回避。
2.誘惑。好色。
3.病気の治療法が発見される。良い医者に巡り合える。
4.恨みや呪いの心を捨てる。白魔術
5.悪習慣を取り除く。禁煙・禁酒など生活の改善。

悪魔のカードは「束縛」を意味します。大抵はつのを生やしたヤギのような悪魔が中央に立っています。剣や炎持っている場合も多く、もともと「剣」は炎を表します。炎のイメージは魂が地獄の炎で焼かれるイメージです。

悪魔の左右には小悪魔や人間が鎖に繋がれています。大抵は男と女を表しています。鎖が太く、悪魔にがっちり握られ、逃げようにも逃げられない不自由さを表しています。観方を変えれば、ぬるま湯状態で、束縛されていることを望んでいるような感じです。

中央の悪魔が悪い人間・悪い組織・悪い事・悪い病気を意味しています。その悪い何かに鎖でつながれ身動きができない、という意味のカードです。

逆位置は、その鎖から解放され自由になると覚えてください。また正逆とも「誘惑」の意味がありますが、正位置では「犯罪的な悪事」の誘惑を表し、逆位置では性的な誘惑を意味しています。
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「フールズジャーニー」の観点からすると、「悪魔」は邪悪を示すというより、自分の中にある「無知」「絶望」を示しています。
また物質世界に捕らわれること。物質世界の誘惑を表します。

我々は気が付かないうちに、制限された世界に自分が縛られていることがあります。
悪魔に縛られた男女は、尾が生え獣性を示していますが、その顔に苦痛はありません。縛られていることに気が付いていないか、または縛られている方が楽だからです。

自分の立っている位置や状況の真実がわからない・・すなわち自分に対して「無知」なのです。
無知ゆえに、それに気が付かない場合は、絶望的と言えましょう。
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14番目のカードは「節制」です。グレート・マザー、天界の女王という別名もあります。
関連するカラーはダーク・イエローで、パワーストーンはめのう(アゲート)です。

山羊座を表し、ヘブライ文字では「ヌン」と言います。

片足を水の中に浸しているのは、深淵なるものの象徴が水。女性性・柔軟さ・潜在的な事柄・散在意識・深い知恵を表しています。

杯から杯へ液体を移す状態は、調合・調和を示しています。また同時にこぼさずに移動していますから、慎重さを表します。また見方を変えれば錬金術のようなイメージもあります。化学変化を象徴しています。物事の質や形状を変えることで、解決しようとする態度を示しています。

このように「節制」のカードを見てみますと、何かを結合しようとする行為や、バランス感覚を意味している事がわかるでしょう。また当然、「節制」することそのものも意味します。中庸を見つけることや、極端には走らない調和を意味します。

正位置の意味

1.控えめ・穏やかでまさしく「節制」するイメージです。気持ちや感情を抑制する意味もあります。
2.悩みが薄い状態を表します。倹約・つつましやかな生活。瞑想やよい趣味も意味します。
3.野心がない状態。統制が取れた健全な暮らし。欲がない心。
4.内気。俗っぽさを好みません。片思いや恋にあこがれている状態を指します。

逆位置の意味

1.孤独・あまりに控えめ・友人や恋人ができない。世間知らず。
2.ノイローゼ・不眠症などの精神疾患の可能性。人嫌い・潔癖症・不安が強過ぎ・被害妄想
3.片思いで終わる恋。愛が相手に通じない状態。子供っぽい交際で進展しない。
4.がんこさ・プライドが高すぎる・生命力が低下・同時に精神的に未熟。
5.生まれる・生み出す。または変化の兆候。

「節制」のカードは、女神が中央に立っており、片方(大抵は左)の水ガメからもう一方の水ガメに水を映しているシーンで表されます。
天使の羽があることから女神ということがわかります。
また水は愛情を象徴します。その愛情の象徴たる水を一滴もこぼさずに移し替えているわけです。1つには安定した心がなければ水をこぼさずに移すことができません。

集中力や安定した心が、倹約なつつましい生活をはぐくむことを教えています。逆位置ではせおの精神に異常をきたすことを表しています。精神疾患といってもノイローゼから潔癖症まで様々ですが、なんらかの不安定さを象徴します。
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13番目のカードは「死神」です。
タロットカード中、最も不吉なイメージのカードと思われている「死神」です。確かに絵柄では、甲冑を身にまとった死神が、赤い目をした白馬に跨り、人々を死に追いやっているようです。

でもこの「死神」は単純に「死」を表すわけではありません。印象は凶札でしょうが、タロットカードにはそもそも「悪いカード(凶札)」「良いカード(吉札)」というものはありません。

2本の柱の間から太陽・・2つの柱は「生」と「死」の対立原理の象徴。太陽は地平線を示しています。つまり沈む太陽を描く事で、消え果てていく生命を表現しています。

法王のような人物・・高尚な世界を求めて、現世の生命を閉じたい、現世の執着から解放されたいのか、自分の命を乞うているのか、幼子の命を乞うているのか・・どちらにしても死神には通用しないことを示しています。

絵の中の女性は、「力」に出てくる女性に似ています。首を差出し、目の前にいる全ての命を刈り取る死神の冷徹さを示しています
黒い旗には薔薇が描かれています。この薔薇は「生命の神秘」「女性の生産力」を象徴しています。

右図は「カモワン」版ですが、鎌を持った死神が人間の手足・首を刈り取っている姿が描かれています。地に落ちた身体の一部が、土地を肥沃にしている、種が芽を吹くように生まれい出る姿です。つまり、死神には「再生」のための「死」という意味があるようです。

「死神」は見た目は恐ろしい絵柄で、忌み嫌う方も多いでしょう。でも、全ての人間は死からは逃れられません。無常であるかも知れませんが、物事には終わりがあるのです。「死神」には容赦のない力を体験する意味があるようです。しかし「終わり」があるからこそ、新たな「始まり」が生まれます。

「死」と「再生」がこのカードの根本的意味となります。それは生まれ変わること。より優れたものへと新たに変成することを示します。

新たに生まれ変わるためには、不要なものを切り捨てる必要があります。縛られた固定観念を捨てる事で、新しいアイディアや発想が生まれるものです。このように、「死神」は自分が成長するために切り捨てなければならない不要な(邪魔な)要素を取り除く、意味があります

正位置の意味

1.損失・失敗・急速に終わりを告げる。敗北や挫折。打つ手がない。
2.別離。離婚。死別。病状の悪化。重病。身を引くこと。絶交。死と再生。不朽。
3.財産の処分。決定的な赤字。仕事の失敗。家を出る。退職や解雇。
4.希望がない。暗い見通し。打撃を受ける。
5.退学。目的を見失う。失望。
6.悪い時。不幸。悲しみ。ツキがない。
7.いったんは退却したほうが良い。再起にかけるべき。力の変化。

逆位置の意味

1.最悪ではないが冴えない状態。ある程度の不運。すっきりしない。
2.最悪の状態を抜け出す。明るさが見えてくる。すべてを新しくやり直す。
3.自殺未遂。倒産の回避。協議離婚。傷つかずに別れる。

「死神」のカードはイメージとして「死」を連想させますが、実際は「時間が停止」することを意味します。
中央にはまさしく死神が立っており、大鎌を持っています。足元には死体や首が転がっている図柄が多いです。

ある意味、「死」は生が停止することですから、あながち間違いではありませんが、どんなに努力しても一向に前に進めない、と解釈してください。恋愛・仕事・家庭などすべての事柄において「停止」をあてはめるとわかりやすいです。逆位置は、まったくの「停止」ではなく、ほんの少し動きだしたイメージです。極端に動くのではなく、ほんの少しだけ前に進み出した感じです。当たる!小町のタロット鑑定ご希望の方はこちら!
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