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通常は合計の78枚で占うのですが、大アルカナカード22枚のみで占うことができるのでしょうか? 確かに初心者の方は、78枚全てを使ってのリーディングは大変な気がします。
大アルカナ22枚ならなんとかイメージも湧きそうです。 基本的は「占うことができる」と言えます。 タロットはこの22枚が何といっても面白いですし、枚数も少ないので扱いにも便利です。また絵札だけなので理解もし易い点があげられます。
そこで問題なのが、大アルカナ22枚のみとデッキ全てを使用した78枚の占いに違いがあるか?ということです。 仮に大アルカナのみで占いをした場合は、小アルカナが手つかずの状態になってしまい、折角のタロットの秘儀が不十分に覚えてしまいます。慣れる前に22枚で占うのは良いのですが、既に慣れ親しんでいるリーダーの方には78枚占いを積極的にやるべきだと思います。
また、大アルカナと小アルカナでは、意味するパワー・・影響力が違ってきます。 大アルカナカードは、大きな出来事や重要な出来事 小アルカナカードは、小さな出来事や長い時間の経過の中では差しさわりの無い事 を現わします。 一般的に、フルセット78枚で占う場合の目安として、大アルカナが70%、小アルカナは30%ぐらいの強さで読むとされています。
また大アルカナカード22枚のみで占う場合は、元々枚数が22枚と少ないわけですから、吉札も凶札も出やすくなります。すなわち、リーディングが極端になってしまうわけです。
※本来、タロットには「吉札」「凶札」という概念そのものも無いと言えますが・・ ですから、本来は78枚のフルセットで占った方が、バランスのとれたリーディングができるわけです。
<大アルカナの解釈のコツ>
大アルカナは古代の秘密教義を、神話やカバラなどを根源としてストーリングされていますが、その啓示の中身は小アルカナのように具体的・実際的なものではありません。 万人に共通するような根幹としての物語です。 啓示する範囲が広いとも言えます。 1冊の本があったとします。
その本の題名が「ファウスト」だとした時、このゲーテの作品を読んだ方には何を言っているかピンと来ます。でも知らない人は、「それは・・ファウストのようだ」と言われてもわからないでしょう。
「成功」というビックワードは、個々の人間によって捉え方が違います。 「成功」が質問者にとってどのようなことなのか、に視点を置いて解釈しなければならないでしょう。 そのために、同時に小アルカナを出すことによって、大アルカナを補佐する・・言い換えればより的確に解釈することができると思います。
小アルカナはより具体的・実際的な事柄を判断する場合に、大アルカナよりも勝ります。 大アルカナが出た場合、「幸運」「不幸」と短絡的に解釈してはいけません。 大アルカナが語るのは、過去であれ未来であれ、「深い洞察」が必要であることを示しています。 大アルカナの解釈のポイントとしては・・ 「この問題はは・・・のようになる」「あなたにとって・・・のようだ」となります。 この・・・の部分がカードを示します。
<小アルカナの解釈のコツ>
小アルカナは、大アルカナと比較すると重要な影響力はありません。 言ってみれば、大アルカナと比べると、1枚1枚吟味するようなカードではないとも言えます。 ただ大アルカナと小アルカナは、その使用方法・目的や用途に違いがあるだけです。
例えば・・ ある問題が、何を意味しているのか?原因や理由、その本質を探りたい場合がは、大アルカナ22枚のみを使った方がストレートに啓示される場合があります。 それに対して、一定期間の中で、物事の状態がどうなっているのか、どう変化するのか、相談者に起こりうる出来事を知りたいときには小アルカナが必要です。
考えて読み解くというよりも、どんなスートが多いか、カードの配列、数字の出方などから、感じたことを出していく感じです。 ですから大小フルセットでリーディングする場合には、当然、大アルカナのポジションでは、その相談内容についての大きな変化が生じますし、その経緯や理由、背景などが小アルカナが補う、というふうに読み解きます。 見方を変えれば、大アルカナは主観的で内省し、熟考するカード。小アルカナは客観的で、外向的、実際的な日常のカード、とも言えます。
小アルカナは、「1」から「10」までの数字と、4種のコートカードで構成されています。 小アルカナの解釈のヒントとしては、数秘術やセフィロト(生命の樹)の考え方が、参考になります。 セフィロトでは10段階のセフィラーに、各数字が対応しますし、同時にワンド・ソード・カップ・ペンタクルという4属性が、視覚上・統計的に、何を物語っているか判断することでしょう。
●4つのスートの中で、目立って多く出ているカード、逆に少ないカードがあるか?
●目立って出ている「数」はあるか?
●その質問自体の性質は何かを掴む。
●その質問の性質と、相談者のパーソナリティーがどのように影響しあっているか?
●プラス側・マイナス側の最大要素になっているカードは何か?
●時間の流れに伴って、数字が小さいものから大きいものへ並んでいる部分があるか?
●全体の印象と上記の情報を照らし合わせる。
※全体の印象とは「暗い」「明るい」「重い」「軽い」「楽しい」「悲しい」などの雰囲気です。
よって小アルカナの場合は以下のような表現を使うことが多いでしょう。 「相談者・相談者の関係者が・・・になるでしょう」 「いつ・どこで・・・が起こる・発生するでしょう」 「誰が誰に・・・するでしょう」 「誰が誰かのせいで・・・されるでしょう」 要は質問者に関係する人物の状態を説明することになります。


タロットカードの実占で、リーディング時に「正位置」「逆位置」というように、カードが展開されていきます。
さて、この「逆位置」について考えてみたいと思います。
例えば、「悪魔」のカードは「束縛される」というキーワードがありますが、それが逆位置ならば「解放される」というような意味になる、と解釈しています。
タロットカードのリーディングにおいて「逆位置」の解釈には様々な考え方があります。 日本では「正位置」と「逆位置」の意味をがっちり固定している場合が多いようです。
「逆位置」を本来のタロットの啓示から、「エネルギーが弱い」「速度が遅い」と解釈する場合もあります。 私個人としては、メアリー・K・グリアーの説に同調し、「否定的な面」「弱められたもの」「顕在化されていないこと」を示しているという考えでリーディングしています。
ただ、カードによっては必ずしも「否定的」「消極的」な要素があるわけではありません。 「逆位置」の方が積極的な意味を持つ場合だってあるわけです。
元々のタロット占いの起源では、この「逆位置」の考え方はありませんでした。 この解釈のアイディア『タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ法』(エテイヤ著)に掲載されたことがきっかけです。また日本のタロッティストは・・私こと小町も含めて・・逆位置を取り入れた解釈をしている方が多いようです。
でも欧米の先鋭的なタロッティストたちは、この逆位置をあまり重視していませんし、日本でも鏡リュウジさんは、その著書『タロット心の図像学』の中で逆位置を重視していないと述べています。 「逆位置」に出たカードも本来のそのカードの性質は変わりませんから、極端にまで逆位置に拘る必要はないのかもしれません。
参考までに、M・K・グリアーの「逆位置」に対する解釈を記載してみましょう。 メアリー・K・グリアーは、『タロット・リヴァーサル完全ブック』の著者ですが、逆位置を解釈に採用する場合のカードの捉え方を次のように述べています。
1.障害・抵抗
2.投影 無意識の中で抑圧している自分の嫌な・・見たくない・・要素を、他人の振る舞いや性格として見てしまうことです。
3.遅延・困難・得られない 「遅い」ことは悪いことではありません。「遅い」のはまだ準備期間である暗示かもしれませんし、機が熟していないのかも知れません。
4.内的・無意識・私的 外に向かう意味よりも、むしろ内面に向かう意味と捉えます。
5.新月(ダークムーン) 円形のタロットカードで読む場合、左右の傾きにも考慮します。 180度逆の場合は、変容の必要性が無い、などの意味になります。
6.突破・打開・拒絶・方向の変化 カードの絵柄の状況から、離れていくことを意味します。あるいはその状況が過ぎ去った過去のものとなっている意味とも取れます。
7.カードの正位置の意味の否定・欠如
8.過度・過剰な埋め合わせ、もしくは撤退 カードが示している正位置の意味から、「強まる」か「弱まる」かの意味になります。 感じとしては、無理をしている、あるいは諦めた様子・・です。
9.誤用・間違った方向 カードの正位置のテーマを間違った使い方をしている意味です。
10.リトライ・撤回・見直し・再考 カードの正位置の意味を、やり直したり、見直すべきだと伝えています。
11.治癒の過程 カードに示された状況で間違っている点を修正すべきである、と読みます。 不純物を取り除くという意味合いもあります。
12.型にはまらない、呪術、シャーマニズム、ユーモア 正位置の状態から違った角度で見ることを示しています。
「逆位置」の解釈については、そのタロッティストによって様々ですが、私としては、「逆位置に出たという事実」が重要だと考えています。 逆位置だからと言ってその意味を完全に固定するのは賛成しませんが、逆位置がでているカードは何かの暗示を示していると解釈して、特別な視点・・注意・・で読むようにしています。
では発想を変えて、タロットカードを1枚の絵としてみた場合にはどうでしょう。 「正位置」「逆位置」と言うよりも、「上」「下」の方がしっくりきます。
「上」とは天を示しています。「空」「宇宙」「頭」というイメージもあります。 「下」は大地です。「地下」「足」というイメージもあります。 「上」は精神的・理想的なもので目標や目指すべきものを示すでしょう。「下」は現実的・肉体的・実際的です。制限された要素があります。
これを行動や考えの流れで考えると、「上」にあるものが「下」に向かう場合は、精神的なもの・事が、現実的になることを示しています。「下」から「上」は制限されたもの・事が、解放される・発展することを示しています。
例えば・・ペンタクル2を見てみましょう。 このカードは2枚のコインをジャグリングしている絵柄です。ジャグリングしている大道芸人は楽しそうで、無限マークがコインを結んでいます。 逆さまになった場合どうでしょう。
ジャグリングしていたコインは下に落ちてしまいます。彼は大道芸人だとすれば逆立ちしているのかもしれません。 コインがこぼれるのは「不安定」を示し、大道芸人は自分の失敗を「誤魔化している」「ずる賢さ」を示しているようです。
こぼれたコインのために、ほどかれた無限マークの紐はやはり安定性を失い、無限から有限・・すなわち制限されることを示しているようです。 当たる!
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またここで初めて女性が現れました。愚者や魔術師は男性でしたが、女教皇は女性です。でも、ちょっとお堅い、取っ付きにくい女性が描かれています。
正面を向いた人物は、当事者1人に関与する部分が大きい事を示しています。
横向きや斜めに向いている場合は、周囲との関わりを示します。
女教皇はまっすぐ正面を向いて座っていますから、自分の意思を純粋に貫こうとする気質を物語っています。
正位置での意味
1.深い考え、教養、思想、学問。
2.女性そのものを示す場合もあり、その場合は若い女性。女子高生・女子大生・遊びなれていない初な女性・処女・文学少女・未婚の女性・妹、時として母も示します。
3.鋭い直感力。しっかりした考え。論的な考え。俗っぽさに流されない。
4.精神力の強さ。軽率に行動をしない。
逆位置の意味

2.精神的にもろく、人に左右される。宗教に左右される、または宗教法人に利用される。情緒不安定。親の言うままになる。幼児性。
3.女性として読む場合は、ハイミス、愛らしさに欠ける女性、異性との縁が薄い女性、孤立しやすい女性。結婚の場合は、相手の学歴にこだわる。高校中退・大学中退。
4.中途半端な状態。プライドが高い。
5.精神的・肉体的な愛
このカードは女教皇が、左右の柱の中央に座しています。一方は理性や精神を、一方は肉体や感情を表しています。
また大抵のカードではまっすぐ正面を向いて座っており、書物を持って描かれます。正面を向いているのは、まじめさ・論理的な性格を表し、書物が学問などの知的な意味を表しています。
逆位置はまさに論理的・理知的の反対の意味で、軽率・中途半端となり、女性としてとらえる場合は年齢で見るとわかりやすいです。正位置は若い女性、逆位置はオールドミスと覚えてください。
このように見てみると、「女教皇」のカードは、女性原理と対立する原理の均衡状態を表しているようです。また動きが無い事から「受動的」なカードと言えるでしょう。
意識するもの(洞察・観察)と、意識しないもの(直観・無意識)を活用し、 冷静で思慮分別があり、プライドも高い女性性も示しています。
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タロット占い師「小町」のE-ラーニング講座のご紹介です。
「タロット」は難しい!と思っていませんか?
78枚ものカードの意味を全て、覚えなくてはならないし、逆位置の場合も意味が変わってくるので、膨大な量です。
タロットの初心者や挫折される方の理由は以下のものが多いようです。
●タロットカードの意味を覚えられない。
●スプレッドで展開されたポジションに合ったタロットカードの意味がわからない。
●スプレッドで配置されたポジションの意味と、カードの意味が矛盾する。
●配置された1枚づつのカードを読み解くだけで、物語(ストーリング)ができない。
でも大丈夫!!
タロット占いは「カードの意味を覚える必要がない」のです。

タロットは1枚づつ描かれた「絵柄」に、「古代の秘密教義」が隠されています。それは、絵柄の中の象徴(シンボル)から読み解く事ができます。
象徴(シンボル)は、万人に共通のものです。それは「元型(アーキタイプ)」とも言える
でしょう。例えば、赤ん坊の絵を見て、「死」「絶望」をイメージする人はいません。大抵は、「誕生」「純真無垢」「始まり」「喜び」「生命力」と連想するはずです。このように象徴からイメージを膨らませて読み解く事で、カードの意味を覚える必要が無いわけです。
また、リーディングには「コツ」と「文法」があります。
タロットには読み解くためのタロット文法があるのです。
皆さまも、タロットの教えを人生に活かすために、是非、タロットの読み方を学んでみてはいかがですか?
タロッティスト「小町」が随時メール指導もしています。
「お試し講座」もありますので、是非、覗いてみてください。
その絵柄のシンボルは、世界中の人間の元型たるイメージを表現しています。 タロット占いを実際にやってみますと、当然、カードを読み解く作業があります。 実はこの「リーディング」も大きく分けると2つに区分されます。
1.カードの「意味」を前提としたリーディング
2.カードの「絵柄」をイメージした閃きによるリーディング
<カードの「意味」に焦点を当てたリーディング>
<カードの「絵柄」をイメージした閃きによるリーディング>
展開されたカードの絵柄のイメージによる・・いわゆる直観・インスピレーションによって鑑定するスタイルです。 この場合は1枚1枚のカードの意味を覚える必要はありません。 逆にカードの意味を覚えているがために、そのイメージが固定されてしまうこともあります。 だいたい、実占する場合は上記の方法のいずれか、もしくはその混合で行っていると思いますが、展開されたカードの意味に矛盾が表れていたり、イメージされた解釈が相談者の状況と懸け離れている場合など、初心者の方は苦労されているのが現状でしょう。
そこで・・「シンボライジング・イメージング」でカードを読み解く方法では、 上記のイメージした閃きによる解釈と似ているようですが、若干異なります。 相談者は「私の片思いの意中の彼と付き合えるか?」と言う質問の場合、そのポジションにおいて「・・みたい」「・・ぽい」という言葉を付けてみるリーディングです。 私たちは日常生活でよく「・・みたい」という表現をしています。 「あの人、大きくてどっしりしてて熊みたい」「彼女の足はカモシカのようだ」などです。
例えば上記の「片思い」の相談で、ワンオラクル(1枚引き)で占ったとしましょう。 そこに「愚者」が出た場合、あなたのその片思いは「愚者みたい」「愚者のようだ」「愚者っぽい」となるわけです。 そこでその「愚者っぽい」とは何か?をイメージ化で説明していきます。 「愚者」はスタートを始めようとして、天を見上げる若者です。足元には白い犬が裾に纏わりついています。進む先には崖かもしれない危険性も孕んでいますが、顔は希望に満ちています。 まさしくあなたの片思いは愚者みたい・・すなわち期待感に溢れ、恋愛成就の可能性が高いような希望に満ちていますが、彼の情報は何もなく、具体的な行動も方向も定まらない、期待感重視の片思い・・となるわけです。 このような図像学に基づく象徴からイメージを読み解くことは、まさにタロットの本質を解釈することに他なりません。

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