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「世界」は別名では「宇宙」「ソフィア」とも呼ばれており、関連するカラーはオレンジを指します。パワーストーンはまさしく黄金(GOLD)です。占星学上では太陽を表しています。

大アルカナカードは、見方を変えると人間の魂の成長を暗示しています。1番の魔術師から始まって、この21番目の「世界」で完成されるわけです。次の0番のカード「愚者」では新たな精神の旅たちを暗示します。
葉で作られた輪が女性を取り囲んでいます。それぞれの手には魔法の棒を持っています。エゼキエル書とヨハネ書の4大の獣がカードの四隅に描かれています。

手に持った棒・・宇宙そのものを操る力の象徴。人類の究極の望みである、自己と超自我の統合を表しています。「太陽」の意味する地上の達成・成功・幸運の次元よりもはるかに高みにあるものです。

「世界」のカードは調和を表していますが、それは静的な動かない調和ではありません。動的な状態の調和です。4大獣と中央の女性は、相互の関わり合いが調和をもたらしています。

4大獣は「運命の輪」にも出てきました。獅子・牡牛・鷲・人間で、各獅子座・牡牛座・蠍座・水瓶座を表します。またそれぞれが、4大元素「火」「地」「風」「水」を示しています。でも彼らは雲に乗っており頭部しか描かれていません。天上界・神の領域を示しています。

「世界」は22枚の大アルカナの最後のカード(デッキによっては愚者が最後の場合もあります)です。愚者が特定の人物を表し、その人物の成長プロセスを22枚の絵柄で書かれたとするならば、この「世界」はゴール・到達です。「完成」とも言えます。

 

ラッキーカードと言うイメージがありますが、見方を変えれば「限界」とも解釈できます。このカードは完成・到達の他に「統合」「関わり合う」意味もあります。人間は社会の中では1人では生きられませんし、個人としても意識と無意識の統合を得なければ自我は完成しません。

このカードの次のステップとして、また「愚者」に戻るわけです。新たなステージへ向けてのスタートです。

正位置の意味では、まさしく「完成」「達成」「成功」「良い状態」「満足」を表します。その意味から派生して、資格を取得、昇進、栄転、入学、入社と、ゴールを暗示します。健康面でもすぐれた健康を示し、手術の成功、病気の完治、また恋愛面では結婚、入籍、良縁に恵まれる、望んでいた出産など GOOD NEWSを示しています。

もちろんビジネス面でも良いことづくめです。売買の成功やマイホームの入手などを暗示します。

逆位置になった場合は、振り子が振れるがごとく正反対の意味になります。不完全・不可能・最後までできない・失敗・不満足・中止・中断などです。

仮に成功してもかなりの犠牲が生じます。犠牲が少なくても時間的に遅すぎるとか、役に立たない結果を暗示します。

恋愛面では恋愛の失望・婚約破棄・結婚につながらない・私生児を作る・入籍しない同棲生活など不完全な恋愛状態を示します。

ビジネスでも退職・失敗などBAD NEWSです。

「世界」のカードは大抵は、中央に長い髪の女神がおり、つえを持っています。月桂樹のサークルに囲まれ、獅子・天馬・天使・鷲に囲まれています。それぞれ、4大元素(火・土・水・風)を示し、4大小アルカナ(剣・金貨・聖杯・棒)を示しています。いわゆるこの4つの構成要素に囲まれた完全なる存在を表しているわけです。

21番目は、十進法では10を一区切りとして、20を二区切り目、そして次のステップです。10までが肉体的な完成の準備が整い、11の「力」で完結します。そして11から20までが精神的な完成の成長の過程によって、21の「世界」で完結するわけです。

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第20番目のカードは、「審判」です。審判は聖書の黙示録の最後の審判から取ったもので、大天使ウリエルがトランペットを吹くと、死人が生き返り、善なる人は天国へと旅立つハルマゲドンから来ています。

「審判」は別名 「怒りの日」「石棺」とも云われ、関連する色はグリーンです。パワーストーンはシルバーが対応しています。月をイメージしております。

大天使が天から現れ、旗をつけたラッパを吹いており、その音色は人類の地上からの限界を解き放ちます。死人は棺桶から立ち上がり、両手を伸ばして歓喜に満ちています。

死からの復活はまさにヨハネの黙示録に記載されている「最後の審判」の様相です。神の赦し・報い・成就することを象徴しています。

※死神は「死」によって「ゼロ」に戻して再生する意味がありますが、「審判」は内的な統合を果たした個人が認められる(肯定される)意味を示します。心に安らぎが与えられること、意識に光明が差し込むことを暗示しています。

※現実的には「生まれ変わったような気持ち」「人生の再出発」「困難を抜けた安らいだ状態」を示すと考えましょう。
棺桶は肉体の象徴。裸体は精神ですから、精神が肉体から解放された状態を暗示します。

黙示録の「最後の審判」では、7人の天使が7つのラッパを吹き鳴らすことになっています。結局、神に選ばれた善き人のみが復活を許されます。「審判」のイメージは、神のような超意識からの判決をも意味するでしょう。この判決は他者から下される場合もあるでしょうし、自分自身が判決(判断を下して決める)する意味もあります。

このように「審判」を見ていくと、決断の必要性を問いかけているように思えます。それは「審判」という他者からのものか、自分自身で判断して決断することかもしれません。また無意識からの助言や呼びかけという解釈もできます。蘇った死者は赦され、喜びを表現していますから、「赦し」という意味もあるでしょう。

正位置の意味

1.復活。蘇り。目覚める。そこから派生して強い信念を持つ。また奇跡が起こる。
2.理想を貫く。信仰心による力。神の審判を受ける。真実の愛を貫く。
3.人に理解される。誠意が伝わる。誤解が解け許される。自分自身の心情としては心を入れ替える。
4.再会。仲直りする。決断する。再婚ややっと結婚ができそう。
5.帰郷。実家の家業を継ぐ。職にありつく。

逆位置の意味

1.進展しない状況。立ち直るのに非常に困難。失敗の繰り返し。信念がない状態。遅れ。消失。
2.立ち直ったと思いきやまたくじけてしまう。つまらない人生。駄目になっていく。決断できない。
3.ごまかす態度。変化がない。信用されない。
4.復縁は困難。難しい再会。不幸な結婚。難しい結婚。
5.赤字。解消されない借金。財産を失う。

「審判」のカードは、一度死んだもの(失敗・失恋・けんか)が復活して生き返る、という基本的な意味があります。やはりカードの中央にはウリエル(天使)がラッパを吹きならし、死者が棺桶の中から生き還るそのままの絵柄です。

逆位置は死んだ状態から復活しないイメージです。どんなに努力しても、基本的には停止した状態を意味します。

フールジャーニーの視点から見ると、「愚者」は生まれ変わったようです。
彼の偽りの自我は消え、真の自己が現れようとしています。恐れではなく、喜びを感じて、彼は世界の中心を見つけました。
彼は「贖罪」の時が来た事を感じています。
本来の自分が純粋で善良であることを知ることで、彼は自分を赦し、他者を赦し尊敬します。過去の失敗は、自分の無知によるものであるこを理解しています。浄化され新たに生まれ変わることで、新しいことを始める準備ができた事にも気が付いています。

「愚者」に自分の人生に対して決定的な「審判」を下すときがやってきました。

彼自身の清算をするのです。

今や彼は真実の自分がわかっているので、将来に対しての必要な決断をすることができるのです。
それは自分の人生のとって「大切なもの」「不要なもの」の選択ができることです。

「審判」に描かれている天使は、「愚者」自身の高次な霊的自我です。
自らに約束されたものを実現するように促しています。自分の真の使命・・この世に存在している根本的な理由を見つけたのです。

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大アルカナ太陽 太陽は19番目のカードです。

裸の幼子が白馬に跨り、高く旗をたなびかせています。自意識と無意識の完全なバランスを得た状態です。
幼子は後ろの壁で仕切られた庭から太陽の下へ飛び出してきたかのように見えます。とても幸福そうな、暖かなイメージのある絵柄です。
 

周囲に咲くひまわりは、太陽の象徴。太陽そのものを表しています。 幼子を取り囲む壁は、幼子が守られていること。障害が無く、周囲の状況が味方してくれていることを象徴しています。祝福されるべき状態、成就、達成、成功が目前に近づいています。
 

幼子自体、すなわち裸体は肉体の中身は、人間の精神性を表しています。自我が上手く無意識にある魂と合一する必要性を説いています。確立した自我こそが、万物創造のエネルギーに等しいもの、という意味です。
 

またこの「太陽」のカードには、影が見えません。普通、太陽の光の下では何らかの影ができるものです。影が無いということは、現状や介在している人物に影が刺すことがない、すなわち祝福を示しています。 「太陽」は幼子の周りに咲くひまわりのように生命力に溢れています。また幼子の自信に満ちた顔からわかるように、成功への確信を表します。それは自信であったり、自由や開放感と言った感情にもなるでしょう。太陽の光は全てを照らしています。全てが見えることは、真実や問題の核心に気がつく、ことを暗示すると言えましょう。
 

永遠の青春を表している太陽ですが、別名ではギリシャ神話の「ヘラクレス」という呼び名もあります。 カラーはライトオレンジで、パワーストーンはルビーを示します。獅子座に対応し、ヘブライ文字では「クォフ」と言います。
 

正位置の意味
1.幸運・明るさ・発展・成功や実り。成熟した状況を表します。チャンスが増えることを意味する場合もあります。
2.強いパワー。健康やたくましさ。回復な自然の治癒力を表します。
3.時間では「昼間」。場所では「南国」「南の方角」。季節では「春から夏にかけて」を示します。
4.山野の旅や自然の中での生活
5.入社や入学・開業などこれから新規に始めるイメージ
6.恋愛の成功。婚約や結婚。うれしい出産と同時に良い子供の誕生を示しています。
 



逆位置の意味

1.幸運を過信してしまい、物事が流れてしまう。中止や中断・停滞
2.体力を過信しすぎる。肥満・成人病・強そうだが脆い。老化
3.長く続かない幸せ。幸せに気が付いていないための不満。遊びに熱中する。不幸・不運
4.不妊・流産。妊娠グセ
5.飽きてくる恋愛・贅沢を望む結婚・婚約破棄
6.赤字・親の援助を当てにする。贅沢な生活を望む。
 

カモワン版などのマルセイユタロットでは、「太陽」のカードは2人の天使(非常に若々しいイメージ)の頭上にさんさんと太陽が輝き、恵みの光を2人に照らしているイメージで描かれます。 時には「白馬」に跨っている場合もありますが、この2人の天使は若い男と女を表しています。まさに青春を謳歌しているイメージです。「白馬」は若々しさと若さによるパワーを表現しています。 太陽はエネルギーが満ちており、健康で力がみなぎっていて幸福の絶頂にある、カードです。逆位置はまさしくその反対。不幸や老化、力が衰えているイメージなので、22枚中の大アルカナカードの中でもわかりやすいカードです。

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17番目のカードは「星」です。シルウス・運命とも呼ばれ、ライトバイオレットのカラーを指します。星座ではふたご座を示し、ヘブライ文字では「ペー」と言います。

「愚者」は穏やかな静寂の中にいます。
「星」のステージでは、この静寂さを表しています。
「星」に描かれている女性は、裸のため、嘘偽りのない魂を象徴しています。夜空に輝く星は「希望」と「インスピレーション」のシンボルです。

「愚者」は悪魔のマイナスのエネルギーを完全に克服する信仰の力とともに、祝福を受けています。自分自身の信頼と未来への希望は取り戻されました。彼は喜びに満たされています。
彼の願いは喜びを世界中の人々に分かち合うことです。
開かれた心は愛でいっぱいです。
塔での破壊的な状況の後の平和は、「愚者」にとっては、奇跡の瞬間とも言えます。

愚者は「塔」による既存の固定観念や執着を完全に破壊し、丸裸になりました。「星」の全裸の女性は、塔の壁のような守るべきものが無いことを示しています。逆に言えば、守る必要がないのです。自然と一体になり、「星」が照らす光を一身に浴びています。それは霊的な力であり、本来あるべきインスピレーションの力と言えます。自分の情感を大地と湖の両方に流しています。大地は物質・現実を、湖は精神・理想を表しているようです。自分の感覚的な面を、現実世界と精神世界にバランスよく広がらせていることがわかります。

自分が解放されたといことは、すなわち「希望」があることです。
これから、さらなるステージに上がるための準備が整っていることになります。

正位置の意味

1.従順さ・成長・恵み・自然の流れ・美しさ
2.夜全般をイメージします。たとえば「夜の仕事」「夜学」「夜勤」など
3.船旅・南への旅・帰郷
4.健康にすぐれる。自然療法・自然食品。病気の回復・休養。休暇。自然とのふれあい
5.よい方向を見出す。または良い方向に導かれる
6.素直さ・良い心・良い状態
7.相手を信じきった恋愛。無理のない自然な交際。反対の無いスムーズな結婚。

逆位置の意味

1.希望が遠のく・失望。計画が流れる。約束が果たされない。あてにできない。
2.過度になる。働き過ぎ。作り過ぎ。過労やストレス。真面目すぎる
3.気象異常や大きな変化。雨・寒い夜を表す
4.予定の変更や中止。困難な旅。負担を抱えた旅
5.嫉妬。素直さに欠ける恋愛。波乱が出てくる恋愛。退屈な恋愛や夫婦仲

「星」のカードを見ると、カードの中央に女神らしき女性が片ひざをついて、湖につぼから水を流しています。その女神の頭上に星が光り輝いています。背景は夜で、この星は南十字星を指すと言われています。

大抵は女神の髪の毛は黄金に輝き長く垂れている感じです。まるで黄金の河の流れのようです。

つぼの水は、本来あるべき場所である湖に流されます。水は坪の中にあるよりも、自然の中に流れうほうが自然です。

星のカードはこうした自然の流れ・自然の方向性を指し示します。自然であること、無理をしないことが、すなわち豊かになることだ、と告げています。逆位置は、自然でない、人工的、無理をしているイメージです。

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「塔」は16番目のカードで、22枚ある大アルカナカード中(もっと含めると小アルカナも合わせて)最悪のカードと思われているようです。

「悪魔」の束縛は強力です。 縛られているのに気が付かないのですから、また機が付いていても気が付かない振りをしているのも、悪魔の誘惑のなせる業です。

では「愚者」はどのように悪魔の鎖から脱出するのでしょう。 「愚者」は「塔」が表わす突然の変化によって、その束縛から解放されるのでしょう。

塔の壁は、あたかも自分を守るようですが、逆に言えば制限された空間で甘んじる叱りません。

そこのは成長が無いわけです。堅い壁を破壊するような強力なエネルギーが必要です。 激しい変革は、まさに「愚者」を気が付かせるため・・無知から既知へ向かうためには必須です。

あまりに自己中心的になって、本来の目的を忘れてしまっている場合、この破壊力は必要となります。

大きなエネルギーは壁を破壊し、多少の痛みを伴うかも知れません。

しかし、後に気がつくことで、この経験が自分の成長に必要なものであることを知ることになります。

「塔」のカードは一般には「凶札」と思われています。確かに人間が造り上げた天に届かんばかりの塔が、神の怒りによって破壊される場面を描いています。

まさに旧約聖書の「バベルの塔」を描いているようです。

「塔」は人間が自ら造り上げた「制限」とも言えます。堅い岩で囲い、外敵から身を守ろうとしますが、逆に、そこから抜け出さないと新たな創造ができません。

悪魔の束縛は、人間の可能性を制限するものです。成長を停止させてその場に留めようとします。誘惑に負けると、そのほうが楽に感じられ、悪魔の束縛に甘んじてしまいます。

ですから、「塔」のカードに描かれる徹底的な破壊が必要なのです。

正位置の意味
1.危険・自己・災難・火災・落雷など不慮の事故や、怪我や病気、トラブル全般を指します。
2.おごりによる失敗。精神の堕落。地位を失う。転落や降格。良くない事情で家を出る。経営の失敗
3.誤解。悪い噂で失墜・信頼を失う。
4.損失・赤字・紛失・盗難
5.入院。警察問題に巻き込まれる。脅し。恐ろしい出来事全般。
6.夫婦のちょっとしたことでの破局。恋人とのトラブル。悪いうわさでつぶれる縁談。危険な人物と付き合う。

逆位置の意味
1.小さくて済んだ危険。小事故。トラブルがあっても解決の見通しがきく(でもまだ解決はしていない)
2.トラブルは去るけれど後遺症が残る。心の傷が残る。病気は治ったが完治ではない。
3.間違いの非難。犯人扱いされる。疑いの目で見られる。罠に注意
4.まだ完全に去っていない危険。油断できない未来。警戒措置が必要。
5.喧嘩は収まったが不信感が残る夫婦や恋人関係。意地を張る恋人。円満には過ごせない夫婦。

とにかくこの「塔」は最悪の意味を持っています。この絵の中心には巨大な天にも届きそうな塔が立っており、雷や霰で塔が破壊されて中の人物が落下している様子が描かれています。

旧約聖書でも有名なバベルの塔そのものです。神に近づこうと傲慢な考えを持った人間は、高い塔を建築しますが、神の怒りを買ってしまう物語です。

この結果、人類は互いに別々の言語でしゃべるようになり、意志の疎通ができなくなりました。

この「塔」は絶対的な、避けられない災難全般を指します。
不慮の天災・過失によるビジネス上の失敗・人間関係の破局など、この世に考えられるすべての悪いことです。

幸いに逆位置ではそれが、ほんの少しだけ解決の糸口が見えるようになりますが、まだ解決したわけではない、と言う意味です。
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